しりしりキャロットラペに続いて、葉付きにんじんのかき揚げをつくる。
いつもは天ぷら粉を使っているんだけれど、今回は薄力粉と片栗粉と水で衣をつくり、卵液を使わない。なので少し白っぽい仕上がりだけれど、素材の色、緑とオレンジ色がよく映える。
気温が30℃を超えてしまったのでざるそばを用意したが、にんじんのかき揚げ茶漬けもおすすめ。醤油にさっとくぐらせたかき揚げをご飯にのせ、お茶をかける裏メニューだ。
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にんじんのかき揚げのコツ
水分をしっかりとる
にんじんを洗ったら、葉も根もキッチンペーパーでしっかりと水分を取り除いておく。
打ち粉をする
分量外の薄力粉をにんじん全体にまとわせると、糊の役割をしてくれるので全体がまとまりやすくなる。また、余計な水分をここでも吸収してくれるので、油はねの防止にもなる。
にんじんの切り方
にんじん甘味や風味を感じるには、ある程度の太さが必要だと思う。だいたい5〜7mmの細めの拍子木切りくらいだろうか。カリカリの好きならごく千切りにしておくといい。
薄衣にする
衣を最小限にとどめると、ニンジンの色が全面にでて美しいし、何個でも食べられるくらいさっぱりとした仕上がりになる。目安としては体積比で水1に対して粉が0.8。卵を使う場合は、水1に含む。もちろんこれは基本の目安でしかない。ふんわりさせたいなら卵黄を増やしたり、サクッとさせたいなら炭酸水を使うなど、素材や目指す食感でバリエーションを広げていける。
卵水(水+卵黄1個) | 薄力粉 | 水と粉の体積比率 | 水と粉の重量比率 | |
天ぷらの衣 | 200cc | 200cc | 1:1 | 2:1 |
かき揚げの薄衣 | 200cc | 160cc | 1:0.8 | 10:4 |
低温で揚げる
葉に比べて根のほうががやや火が通りにくいので、じっくり揚げることでカリッとした食感を目指す。
葉付きにんじんのかき揚げ
※葉つきにんじんを買ったら、葉と根はすぐに切り離しておこう。養分が葉のほうにいってしまう。
材料
にんじんの根 | 1/2本 | 5〜7mm角程度の拍子木切り |
にんじんの葉 | 1本分 | 太すぎる茎は取り除き、一口サイズ揃えておく |
薄力粉 | 適量 | 打ち粉用 |
衣 | ||
薄力粉 | 大さじ3 | |
片栗粉 | 大さじ1/2 | |
冷水 | 大さじ4〜5 |
つくりかた
葉に薄力粉をまんべんなく混ぜる。
にんじんも混ぜる。
別のボウルで衣をつくる。シャバシャバしたゆるい衣だ。
衣をニンジンにかけてそっと和える。
タネを大さじ1とって、焦げないように低温から揚げていく。油にそっと落として、周りが固まるまではあまりいじらない。一度ひっくり返して、油の気泡が小さくなってきたら箸で引き上げて、念のため手で固さを確認。カラッと揚がっていれば、重ならないように網に立てかけて油を切る。
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熱々のうちに食べたい。
にんじんの甘味と葉のほのかな苦味がたまらない。
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