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時速1kmの思考

暮らしの散文

抜かりなく手を抜いた、猛暑の冷奴飯

梅雨が終わって晴れ晴れしたのも束の間。次は暑くてどうにかなりそうだ。洗濯物を干していると太陽による強火の遠火にさらされ、顔がピリピリ傷む。四十路の肌は悲鳴をあげている。マッハで干し終えて、クーラーの効いた部屋でひと息つく。今日は家人が出社…

薬味蕎麦

食あたりならぬ、肉あたりをしているようだ。買い出しへ出かける回数を極力減らしているせいか、日持ちの良い肉食に偏りがちで、夜通し消化するのに想定外の体力を使っているらしく、朝目覚める頃には胃が疲弊している。 こんな時は、薬を食べるに限る。薬と…

軽井沢ジモティーによるブルーベリーの冷凍保存

梅雨を引きずった七月の終わり、軽井沢の友人からブルーベリーが届いた。ダンボールを開けると枝付きのブルーベリーが1本添えられており、なんとも粋な計らいに雨模様な気分に光が差す。本来なら友人と一緒に、軽井沢でブルーベリーを狩るはずだったが、都内…

糖質0g麺で気休め冷やし中華

家人に合わせて、1日三食をしっかり食べていたところ、完全に重量オーバーだ。腹回りと太腿まわりにでてきた貫禄が否めない。 解せないのは、家人は体重をキープしているどころか、ときどき「痩せたかも」と耳を疑う独白をするのである。在宅勤務をしている…

酒飲みによる、酒飲みのためのいなり寿司②

家人の会社で感染者がでた。数ヶ月ぶりの、二人目である。東京の感染者が200人を超えた時点で危ないとは思っていたが、予想を裏切らない事態である。すっかり在宅勤務が板に付いた家人といえば、「7月いっぱい出社しない」という旨を会社にはっきり伝え、憑…

報われない穴子ざく

やる気が一ミリも出ない週末。台所に立ちたいとは思っているものの、体がまったく言うことをきいてくれない。居間にヨガマットをしき、枕で首を固定して毛布にくるまりながらKindleと携帯を交互に眺めては目をつぶり、無為に時間だけが流れていく。だがしか…

江戸前風漬けマグロ

コロナの余波で大きく変わった食卓の情景。飲食店の営業もいまだ本調子とはいかず、漁業者も獲れた魚が売れない悪循環が続いている。 魚の需要が激減するなか、東京魚市場買参協同組合がはじめたのが魚の無料配付という大胆なキャンペーンだ。組合の加盟店の…

1.5kgの真鯛で何種類の料理がつくれるか!? 勝手に鯛チャレンジ!

ゴールデンウィーク真っ只中の5月5日、静岡県産・養殖の真鯛が1580円で売られていた。量ってみるとの1.5kgのなかなかの大物。そして、とんでもなくお安い。 買うべきか、買わざるべきか……一瞬悩んだものの、反射的にカゴに入れてしまった。はたして腐らせて…

初鰹2019:カツオの茶漬けに狂喜乱舞

カツオが房総半島沖まで北上してきたようで、勝浦漁港から届いたカツオが毎週末、陳列棚を席巻している。 スーパーで売られているカツオには若干懐疑的なんだが、「朝どれ」「直送」という言葉に惹かれて、ダメ元でひと柵買ってみた。柵をしっかりとキッチン…

珍魚ヨロイイタチウオのグリル

魚屋で特売だったのはヨロイイタチウオ。漢字で「鎧鼬魚」と書くらしい。ちょっと変な顔だし、どんな味がするのか皆目検討もつかないが、好奇心が勝って連れ帰った。顎ヒゲが生えていることから、関東では「ヒゲダラ」とも呼ばれるらしい。 ヨロイイタチウオ…

祖母とマグロ

見渡す限り茶色い畑。刈り取られた稲の合間を群れのカラスがついばんでいる。ゴッホの描いた麦畑に似ているような気もするが、ここは千葉の君津だ。代わり映えしない景色が流れていくうちに現れたのは、丘の上にそびえる場違いなほど巨大な建物だった。「あ…

砂糖をハチミツに代用する法則

By Fir0002 - 投稿者自身による作品, GFDL 1.2, Link 蜂はどこへ消えた? 蜂が地球上から消えているというニュースを見た。どうやら、人間には無害(と言われている)のネオニコチノイド系農薬が、蜂にとっては有害極まりないもので、蜂が失踪している、もし…

いつかいく旅、蕎麦の旅

銀座でいつも立ち寄る田中屋という蕎麦屋がある。私のなかではちょっと贅沢な蕎麦屋というカテゴリーに入る。 今日は山かけせいろを堪能し、お勘定をしているときふと、レジ脇に積んであるB5変型サイズの冊子が目に入った。ページを捲ると、記事は蕎麦に関す…

2.22. 猫の日記〜浪江町から東京を巡る旅

ボクはφ。「ふぁい」と読みます。 ボクは福島の浪江町というところで生まれました。 とても静かで車もめったに通りません。 ある日ボクは、鉄のかごを見つけました。 中からおいしそうな匂いがします。 ボクは思わず飛び込みました。お腹がぺこぺこだったの…

家飲みがもっと楽しくなる七種の神器

我が家は「家飲み」に命をかけている。毎日の晩酌も欠かせないが、5月から秋にかけての晴れた週末は、ルーフバルコニーで宴会を開くのが恒例行事だ。いつの頃から色んなバックグラウンドをもつ人たちが集まるようになったが、共通するのは誰もが酒客で快食家…

【随時更新】Enjoy Cooking! 料理をたしなむ英単語

何十年ぶりかに、雑誌の定期購読を始めた。 「SAVUER」という料理雑誌なんだが、レシピはもちろん世界中の食材や食文化など、とにかく食に関する情報が満載だ。写真も美しいので眺めているだけでも楽しいわけだが、やはりレシピはちゃんと目を通したいところ…

中毒症状が止まらない! きらず揚げと大人のフォーチュンクッキー

どちらかといえば「おやつより飯」派なので、あまりおやつにこだわりはないんだが、いま中毒症状の出ている菓子がふたつある。 きらず揚げ きらず揚げ 20袋セット マヨネーズ (0248815)posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング豆腐をつかったか…

【祝】ブログの記事を100件書くという目標を達成

ブログをはじめたきっかけ このブログを開設したのが2016年の1月。何を書いていくのか、どう書いていくのか、明確には決めていなかったものの、とにかく新しいことをやりたいと見切り発進で始まった。そのとき、まずは100件の記事を書こうと決意した。それを…

幻の珍魚、ギンポ(銀宝)が想定以上に美味かった!

この魚を知っている人は、釣り師か、さかなクンもびっくりの博識に違いない。 鰻のようだがなんだか短小、皮は鰈のような色をしている。どこに目があるかもわからないその面は、未確認生物ようだ。偶然に網にかかった深海魚なのか。 「これ、なに?」「あっ…

咲きも残らず 散りもはじめず〜桜の季節を表す日本の言葉

桜がすっかり満開になったというに、ここ最近は雨が降ったりやんだり。それでも日本人は、あらゆる言葉を駆使して桜を愛でる。 謡曲「鞍馬天狗」にこんな一節がある。 一筆啓上せしめ候 古歌にいはく 今日見ずは くやしからまし 花ざかり 咲きも残らず 散り…

便器大国ニッポンの、奥深き便器の世界

By 浪速丹治 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=43882203 三軒茶屋にあるタイ料理店で呑むことになった。メンバーは一人をのぞいて初対面だったので、やや緊張気味で挑むが、話は盛りあがり、くい…

躍るシロウオをどうやって喰うのか

粋な突き出しを出してくる店は、たいがいうまい。新宿のはずれにあるこの小さな寿司屋も例外ではない。 寒さが底をつく2月。いつもより少しだけ上等な、厚手の白いセーターを着て出かけた。目の前に置かれたのは、生きたシロウオ(素魚)だ*1。どうやら一足…

金平糖の科学

寺田寅彦のエッセイ『備忘録』によると、どのようにして金平糖があの毬栗のような姿になるのか、長らく解明されなかったらしい。 さらにいうと、その角の数を決める物理的因子がなにかというのも、長らく物理学上の摩訶不思議だったという。 金平糖について…

軍艦巻きという小宇宙

回転寿司のいろは ニュース番組と称したエンタメ番組が激安行列店を特集し、頭のてっぺんから足先にいたるまで一寸の隙もないレポーターが「おいしい〜」と笑顔でコメントする。プライベートじゃ絶対に行かないだろ、とやや卑屈につっこみながらも、これが今…