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時速1kmの思考

野菜

長崎ちゃんぽん風マルタイラーメン

長崎ちゃんぽん風マルタイラーメンコロナ禍で仮住まいをしていたころ、救世主となったのがリンガーハットだった。心身共に崩壊寸前だった自分にとって、マンションからいちばん近く、多少着衣が乱れていようとも、髪の毛がボサボサであろうとも、見て見ぬふ…

ピンクジンジャーエールの素

紅生姜を仕込んだときに残った、ショウガの先っぽ。 赤い部分はガリと一緒に漬けると自然なピンク色がにじみ出して美しいんだが・・・・・・残念ながら家人はガリがそれほど好きでない。というかほとんど手をつけない。 自分はガリがかなり好きな部類の漬け物では…

新生姜の旬は秋だった~紅生姜とガリを漬ける

2.5kgの新生姜夏ごろから八百屋に頼んでおいた新生姜が、ようやく手に入った。 一袋400円の破格。デフレ過ぎやしないかと不安になりながら2つ求めたが、一緒に買い物していた常連が「こんなに要らねぇよ」とさらに半分以上をタダでくれた。 這々の体で持ち帰…

豚とキノコと新生姜のあんかけうどん

ぎっくり腰の再来。 ソロリソロリと歩けるので、痛みの程度は中といったところか。 温泉に入り、スポールバン鍼打って、筋弛緩剤飲んで、ホッカイロを貼って、ゴロゴロと過ごしたものの、痛みがひかない。ぎっくり腰には筋弛緩剤は効かないことが判明。よく…

メキシカンレッドライス

メキシカンなレッドライスある週末のこと、家人は夜中からアイスホッケーへ、そのまま泊まりで、翌日は野球に興じるという。よくもそこまで遊びほうけられるものだと呆れつつも、若干うらやましく、なんだか悔しいので、せめてもの抵抗として五反田でジャス…

マッサを仕込む残暑

新鮮な野菜を求め熱海の街へくりだす木曜日。 咲見町にあるイオンでは伊豆や三島の地野菜を販売しており、仕入は毎週木曜日だと判明したからだ。 残暑もピークを迎えた夕暮れは、伊豆産のパプリカがひとつ98円だった。国産で98円は破格といっていい。冬に向…

労る食事を。豚団子とナツメのスープ

9月の記憶がほぼない。 突然の高熱に襲われた月頭。解熱剤の大量投与で一週間を乗り切ったものの、その後味覚がなくなり2週間。ついにコロナかと観念したが、隣で寝ている家人はぴんぴんしている。四六時中そばにいれば感染するはずなのに。不可解きわまりな…

厚揚げのゴーヤチャンプルー

「実は、ゴーヤチャンプルーは汁だくが好きなんだよね」 10年目にしてそう告白された。 なにかと味にこだわりがある家人は、毎食ごとに「今日の●●は~」と淀みない川のように批評するのが常だが、ゴーヤチャンプルーにおいてはなぜ10年も黙っていられたのか…

老いらくの恋。韓国カボチャのナムル

韓国カボチャ・カボッキーのナムル 「若き日の恋は、はにかみて おもて赤らめ、 壮子時(おさかり)の 四十歳(よそじ)の恋は、世の中に かれこれ心配(くば)れども 墓場に近き、老いらくの 恋は怖るる何ものもなし。」(川田順) 本作りの師匠であるW氏に…

ブッラータチーズ、トマト、紫蘇のサラダ

熱海は梅雨のまっただ中。すっきり晴れない日が続く。 坂の街・熱海では、日々の買い出しにそれなりの体力がいる。買い物カゴを背負い、なまりきった身体に鞭打って坂を上ったり下ったりしている。雨がふればなおのこと、体力が削られる。車がなければ、ちょ…

青年とギュベチ

イスタンブールで出会った青年は、もくもくと炭火で魚を焼いていた。線が細く、まつげが長い色白で、顔つきも幼い。青いオーニングテントが目印の小さなレストランは家族経営で、父親に従い彼もよく仕事をこなしている。テーブルに食事が並び、彼も一息つい…

菊芋の浅漬け

「菊芋は生でイケルよ」と農家のお墨付きをもらってから、浅漬けにどっぷりはまっている。 特に家人は「火を通すより断然うまい」といたく気に入っている様子だ。なんといってもこの歯触りが唯一無二。他の野菜とは一線を画す存在だ。 konpeito.hatenablog.j…

ワサビの辛みは砂糖で引き出せ

ワサビの茎@伊豆村の駅週に一度は函南のスーパーをパトロールしている。 伊豆・村の駅は地物の新鮮な野菜と沼津漁港から直で仕入れた魚が並んでおり、ディズニーさながらのワンダーランドである。静岡ならではと思うのは、ワサビコーナーが常設されている点…

ごほうび飯はタケノコの姫皮ごはん

朝食、昼食を取り損ねた某日。買い出しついでになにか腹にいれようと、スーパーへ向かう坂をくだっていた。時刻は4時近い。熱海のほとんどの飲食店は準備中で、選択肢は限られる。 このままでは行き倒れてしまうと、通りむこうのカフェに賭けた。店頭の看板…

“村神様”に捧げる、かき揚げ蕎麦 ~かき揚げのコツは一家離散にあり~

これほど野球に夢中になったのはいつぶりだろう。 侍JAPANは快調に駒を進めていたものの、気がかりだったのは日本の三冠王・村上選手のことだった。 絶不調のど真ん中。顔つきはどんどん暗くなっていくなか、絞り出すような笑顔がまた見ていて辛い。「日本の…

フライド里芋バカうまじゃん!

堀り立てのサトイモをたくさんもらった。 泥付きで、下半身がでっぷりとふくらみ、いかにもさっきまで土に居りました、という顔をしている。これだけ立派なものはそうはお目にかかれない。都内のスーパーではたいてい4つに一つは腐っているのが常だった。泥…

真竹(マダケ)のグリーンカレー

梅雨入り。 新居のリフォーム状況を視察した帰りに立ち寄った湯河原のJAで目に止まったのは、真竹(マダケ)だ。 「もうそろそろ時期も終わりかねぇ」と呟く地元のおばちゃんは一本ずつ手に取って切り口のチェックに余念がない。 筍ラストスパート到来である…

かくや和え風浅漬け

古漬けになってしまったぬか漬けを、細かく切って醤油で味付けした「かくや和え」という食べ物がある。江戸時代の料理人・岩下覚弥が徳川家康に献上したとか、たくあん漬けの考案者、沢庵和尚の弟子・覚也がつくった(三代・家光が食べたそう)とか、高野山…

見切り野菜のスープ

食材の買い出し前に古本屋を散歩するのが最近唯一の運動だ。 つま先立ちで腕と首を伸ばして上段の棚を眺め、中段は足を肩の位置まで開き腰を捻る。下段ともなればなかばスクワットの状態まで腰を下ろすから、長居すればするほどじわじわと効いているはずだ。…

ロールキャベツ、クズ野菜スープ仕立て

料理にとりかかるときは、まず野菜を刻むから始めている。 皮ごと専用たわしでよく洗い、皮やヘタ、種をザルに溜めておき、水気が切れたところで冷凍庫に保管しているビニール袋にガサッと入れる。これを「くず野菜貯金」と呼んでいる。ガチの貯金はさっぱり…

明日葉の天ぷら蕎麦

明日菜の天ぷら蕎麦明日葉の天ぷらを初めて食べたのは、もう10年以上も前のこと。友人のデザイナーに連れて行かれた原宿の雑居ビルにある八丈島料理の専門店だった。さくさくに揚がった明日葉は軽やかで、ほろ苦く、野趣あふれている。食べるほどに健やかに…

新「貧乏人パスタ」にセージとバターのパスタを内定

セージのバターパスタこれまで貧乏人のパスタといえばペペロンチーノとカッチョエペペが二大巨頭だと思っていたが、その上をいく(下か?)パスタを好んでつくっている。 セージとバターのパスタだ。 東京ではそれなりのお値段で売られていたセージだが、ここ…

心おきなく銀杏を食べたい

翡翠銀杏地獄の銀杏割りから数日後、銀杏割り器が届いたので、まだ在庫があるというのに慌てて真鶴へ遠征、フレッシュな銀杏を手に入れた。フレッシュといっても果肉を取り除いた核の部分である。はるか昔は、イチョウ並木のど真ん中に居を構える祖母と銀杏…

もどきナマコ素麺

もどきナマコ素麺と名付けたい家人は朝早くに出社したので、ランチはひとり飯だ。何を食べようかと布団にくるまりぬくぬく瞑想・・・・・・再び目覚めた時には太陽が天高くあがっていた。それにしても、暑い。ニュースいわく30度を超える地域もあるらしく、おおよ…

カッテージチーズの変わり双見揚げ

家庭用の冷蔵庫が2台あるとたいへん便利な反面、デメリットもある。なにをどこにいれたか、管理しきれないことだ。そういう繊細な性格を持ち合わせて生まれてこなかったのだ。 不覚にも、先日は冷蔵庫の奥底からカッテージチーズが現れた。賞味期限が迫って…

紫蘇の実の塩漬け

飯のお供に紫蘇の実二日酔いの朝のことだ。茶碗がたったひとつ、シンクに転がっていた。なんだこれは? 流行りの座敷童か? まったく身に覚えがないが、茶碗は自分専用のものなので、家人の仕業ではないようだ。いったい何を食べたのだろう? バグった脳みそを…

根三ツ葉の下ごしらえ

根三つ葉スーパーの一角にある地元農産物コーナーを巡るのがお勤めとなっている昨今だが、まさか根三つ葉があるとは思わなかった。年中出回っている糸三つ葉と違って、茎が太くて白いのが特徴だが、これは栽培方法によってこの違いが見られるようで、葉っぱ…

大根の皮のチャプチェ

大根の皮がたまると必ずつくるのがきんぴら。歯ごたえが気に入ったのか、本家ゴボウよりも家人の評判がよく、大根の消費が激しい冬の時期はたいてい食卓にあがる副菜だ。 大根だけでもいいが、人参の切れ端やら菜っ葉なんかも適当にいれてやると彩りも冴える…

腰痛からの便秘が改善! 薬膳的な菊芋と鶏肉の腸活スープ

今年に入って何回目だろう。また腰痛が振り返した。急に寒くなってきたせいかもしれないが、とにかく痛い。 10分でも立って同じ作業をしていれば、腰のあたりがジクジクと痛む。あたり、というのは、もうどこが痛いのか分からなくなっているのだ。気を紛らわ…

ガーキンキュウリの発酵ピクルス

しとしと切れ間ない雨模様のなか八百屋へ走る。こんな日はきっとお買い得品や見切り品があるに違いなく、顔に当たる雨も天然保湿くらいにポジティブに捉えられるから人間とはげんきんな生き物である。店先でアルコール消毒をし、勇んで入店したはいいが、こ…