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時速1kmの思考

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏バテにはラープガイ

ラープガイ寝起きから夏バテをしているような日には、ガパオよりラープガイをつくりたい。 ラープガイ(Larb Gai)は辛さが売りのタイ北部、イサーン地方の料理で、言うなれば、鶏そぼろにポン酢をかけて、一味とハーブで和えたもの、といえば味の想像がつく…

レッドカレーペーストでつくるタイ風つくね

タイ風つくねタイカレーの素はレッドとグリーンを常備している。推しはメープロイの物だ。 特にレッドはさまざまな料理の隠し味をして使えるやつで手放せない。今回は鳥の挽肉と混ぜている。いわゆる、つくねだ。タイには、魚のすり身を揚げ焼きしたにトード…

ピザ風ポークソテー

移住して半年が経つが、いまだ開かずの段ボールが数箱残っている。収納の目途がたたないまま、とりあえず和室にと放置していたのが運の尽きだった。畳に青カビが発生していたのだ。腐海に沈んだ和室に立ち尽くし絶句。もう一刻の猶予も許されない。 猫を隔離…

カンボジア風骨付きチキンとサツマイモのカレー

カンボジア風骨付きチキンとサツマイモのカレー夏の盛りだというのに、土鍋が活躍している。火にかけてしまえば、ほっとくだけでだいたいうまいものができる。土鍋ドーン、米ドーンと食卓に並べておけば、ゆっくり食事も楽しめるというもんだ。カレーの類に…

正しい干物の焼き方を考える

移住してからちょくちょく、干物を買うようになった。 一品足りない時は、干物屋へ走る。 「犬も歩けば干物屋へ当たる」くらいに熱海の干物屋は充実している。これまで干物にまったく興味のない人生を歩んでいたが、いまではそれなりの干物女と言えるのでは…

老いらくの恋。韓国カボチャのナムル

韓国カボチャ・カボッキーのナムル 「若き日の恋は、はにかみて おもて赤らめ、 壮子時(おさかり)の 四十歳(よそじ)の恋は、世の中に かれこれ心配(くば)れども 墓場に近き、老いらくの 恋は怖るる何ものもなし。」(川田順) 本作りの師匠であるW氏に…

車麩で肉汁じゅわる。ノスタルジックなハンバーグ

熱海の売りのひとつは昭和レトロである。 昭和に生まれ、平成、令和と過ごしてきたいわゆる氷河期世代の自分にとって、熱海のレトロ具合は自分の過ごした昭和よりもだいぶさかのぼっているので、ノスタルジーを十分に享受できているわけではないかもしれない…

シイラのセビーチェ【七夕風】

七夕。イオン熱海店の特売は、シイラの刺身だった。 漢字では、魚へんに暑いと書いて鱪、もしくは鬼頭魚などと書く。角が生えたような頭でっかちの魚で、ふだんは南の海に生息しているが、産卵を控えた季節、つまり夏になると日本の近海にやってくるという。…

冷やしたぬき蕎麦

「食品サンプルみたいだね。あっ、誉め言葉だよ」「いただきます」の前のひと言をどう受け止めたらいいのかは不明だったが、昼こしらえた冷やしたぬき蕎麦はうまかった。 うどんならきつね派なんだが、蕎麦だとたぬき派なのは、完全にマルちゃんの戦略に踊ら…

伊豆山土石流災害から2年

サイレンの音で目が覚めた、7月3日。 熱海・伊豆山で起きた土砂崩れから丸二年がたった。この災害で国道135号線が封鎖され、在来線も止まり、家の内見が延期になった。 携帯で撮影された映像をテレビでみたときは、現実のこととは思えなかった。そしていま熱…