
寝起きから夏バテをしているような日には、ガパオよりラープガイをつくりたい。
ラープガイ(Larb Gai)は辛さが売りのタイ北部、イサーン地方の料理で、言うなれば、鶏そぼろにポン酢をかけて、一味とハーブで和えたもの、といえば味の想像がつくんじゃないだろうか。サラダに分類されるらしいが、自分的にはおかずと認定している。
和食の料理人に教えてもらった鶏そぼろのコツは、火をつける前に挽肉と酒を混ぜて炒めることだったが、タイでは水やチキンスープでほぐして火入れをしている。酒は肉の旨みと甘みを補ってくれるので、味気ないブロイラーを使うときには使える技だ。
火入れは数分、あとは切った野菜と混ぜるだけという省エネなところがポイントが高い。油も使わないのでヘルシーだし、ほどよい柑橘の酸味は暑気を払ってくれる。
ジャスミンライスにかけてモリモリ爽快にいただきます。
材料
鶏ひき肉 | 150g | もも肉や胸肉を粗めのミンチにするとなおよし |
日本酒or水orチキンスープ | 大さじ3~ | |
塩 | ひとつまみ | |
●ナンプラー | 大さじ1~ | |
●ライム果汁 | 大さじ1 ~ | |
赤タマネギ | 1/4個 | 薄切り |
カオクア | 小さじ2 | 生のもち米をバイマックルー(カフィアライムの葉)やガランガル、パクチーの根と一緒に煎り、粉に挽いたもの。 |
粗挽きの一味唐辛子(プリックポン) | 小さじ1/2~ | 辛いのが大丈夫であれば生唐辛子もいれてほしい |
小さいネギ、パクチーやミント | 適量 | ざく切り |
添え野菜 | キャベツやレタス、キュウリetc | ざく切り |
つくりかた
- アルミ鍋に挽肉に日本酒(もしくは水や鶏ガラスープ)を加えてほぐし、塩をひとつまみ加え点火。かき混ぜながら煎る。
- ボウルにタマネギを入れておき、水分を切った挽肉を加える。
- ナンプラーとライムで味を整える。
- チリパウダーとカオクアを加えてよく混ぜる。
- ハーブを加えて和える。