牛肉
じめじめした夏日に食べたいタコライス移動八百屋の手伝いをはじめてそろそろ一年がたつ。バンから野菜をおろしたり、値段を書いたり、会計のアシストをしたりと、仕事には慣れた。が、先日は蒸し暑いうえに、熱海あるあるの突風が吹き荒れ、やっかいなコン…
週末に山を越え、神奈川県のデニーズへ行った。少なくとも4年ぶりのはずだ。どうしたことか無性に肉を欲していて、「ミニッツステーキ(ハーフポンド)」なるものを頼むことにした。ファミレスで2000円越えする単品は人生初だ。家人は昔から慣れ親しんでいる…
災害級の猛暑といわれる7月を乗り越え、すっかり残暑気分の8月上旬だ。 去年切り倒した木と葉の山は、土に戻ろうとしている。「放っておけばそのうち腐って捨てやすくなるよ」という木材業者の助言を信じて玄関先に放置していたが、木っ端をどけてみると腐葉…
炙りカルパッチョ熱海の梅雨は恐ろしい。数カ月前に切ったとおぼしき庭の草木は、ぐんぐうんと伸び、和室の窓をあけると、そこは雑木林であった。青い柿の実はいつのまにか子猫の頭ほどになった。切っても切っても伸びてくる恐るべき生命力に、もう丸腰では…
タケノコもそろそろ使い切らなければならない。 今シーズンは生と茹でを両方買ったが、米糠なしで生から茹でたほうがタケノコの香りが感じられ、味も素直でよかった。茹でてあった方は酸味とえぐみをダイレクトに感じる。なにか入れてあったのだろうか。それ…
苦し紛れの梅シロップ/ 2023年1月仕込み7月も終わり。列島すべからく猛暑の日々が続いている。熱海も例外ではないが、32度は越えることは滅多にない。海のおかげか、山のおかげか知るよしもないが、ありがたいことだ。週末は焼肉にしようと心に決めていた。 …
熱海の売りのひとつは昭和レトロである。 昭和に生まれ、平成、令和と過ごしてきたいわゆる氷河期世代の自分にとって、熱海のレトロ具合は自分の過ごした昭和よりもだいぶさかのぼっているので、ノスタルジーを十分に享受できているわけではないかもしれない…
イスタンブールで出会った青年は、もくもくと炭火で魚を焼いていた。線が細く、まつげが長い色白で、顔つきも幼い。青いオーニングテントが目印の小さなレストランは家族経営で、父親に従い彼もよく仕事をこなしている。テーブルに食事が並び、彼も一息つい…
大根の皮がたまると必ずつくるのがきんぴら。歯ごたえが気に入ったのか、本家ゴボウよりも家人の評判がよく、大根の消費が激しい冬の時期はたいてい食卓にあがる副菜だ。 大根だけでもいいが、人参の切れ端やら菜っ葉なんかも適当にいれてやると彩りも冴える…
在宅勤務が始まって半年が経過しようとしている。振り返ってみれば、昼食はほとんどが麺かパンで構成されていたが、なかでもサンドイッチ率が高かったのは、ウェブ会議の隙間に片手で食べられる利便性と、作り手側の手抜きにほかならない。具はハムとチーズ…
東京もついに梅雨入り。さっきまでの夏日の日差しはどこへいったのか、今にも雨が降り出しそうな雲行きだ。湿度は70%を超えて、体内の熱がうまく放出できなくてもどかしい。そんな季節にオススメしたいのが、冷やし梅とろろ肉うどん。もともとはまかない飯だ…
肉うどんをつくるべく、鍋に調味料を加えて肉を煮立たせるうちに固くてパサパサになってしまった…という経験がないだろうか? 特に輸入モノの牛肉は、一概にはいえないが固くなりやすい傾向がある。そこで、どんな肉でもやわらかくてジューシーな肉うどんの…
タイ北東部のイサーン地方は食の宝庫。イサーンのサラダといえばラープ(Laab)が有名だけれど、ナムトック(Nam Tok)という肉とハーブをふんだんに使うスパイシーなサラダも外せない。英語ではWaterfall Salada、直訳すれば「滝のサラダ」となるが、一説に…
ハンガリーの定番飯グヤーシュとは? ハンガリーを代表する料理「グヤーシュ」は、ハンガリー版ビーフシチューともいえるし、ハンガリー版ポトフのようでもある。一説によればハヤシライスの原型がグヤーシュだという話もあるが、牛肉と野菜がたっぷりとはい…
ときどき無性に食べたくなる牛肉とマッシュルームの煮込み。カレーほどスパイシーではないし、ハッシュドビーフほど酸味が強くないし、ビーフシチューほど洗練されてない、まかない料理のような立ち位置で、ちょっぴりジャンクな汁かけ飯。しいていえばビー…
牛肉のたたき、卵黄ソース板長が誕生日にプレゼントしてくれた金串を使いたくてうずうずしていたところ、大野牛のモモ肉が安く手に入ったので本日の家飯はたたきに決定。 炭火をおこすか悩んだすえに、家庭用コンロでさくっとつくれるものか、実験することに…
ジューシーなハンバーガーのパティをつくる3つのポイント昨年の暮れは友人を訪ねてタイに行ったので、年明け恒例のグアムはやめておくことにした。もちろん行きたくてうずうずしているが、猫のうらめしそうな目を見ているとそうも言っていられず。せめてもの…
ふわふわ肉団子のカタプラーナ気のせいかも知れないが、カタプラーナに興味をそそられている人が増えているような気がする。もし気のせいでなかったら、これはかなり嬉しい。いつか日本製のカタプラーナができたらと思っているくらいだ。 konpeito.hatenablo…
コーヒー豆でスモーキーな牛バラロースト日本でBBQといえば薄切り肉をさっと炙って食べるグリル(grill)スタイルが定番だから、軟らかく脂がのった肉が好まれる傾向にある。先日七輪で焼いた佐賀牛のサーロインなどは生まれたての赤子でも食べられるんじゃ…
アンガス牛のランプステーキステーキを焼くのは、簡単なようでむずかしい。同じように焼いても、和牛と安い輸入牛とではまったく別の料理になってしまう。 サシの入った和牛はさっと炙る程度がうまい。もし多少火が入りすぎたとしても柔らかくジューシーな肉…