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時速1kmの思考

炒める

Wネギと牛肉の甘辛炒め

災害級の猛暑といわれる7月を乗り越え、すっかり残暑気分の8月上旬だ。 去年切り倒した木と葉の山は、土に戻ろうとしている。「放っておけばそのうち腐って捨てやすくなるよ」という木材業者の助言を信じて玄関先に放置していたが、木っ端をどけてみると腐葉…

豚肉とナスの発酵青唐辛子味噌炒め

青唐辛子の旬は7月頃から始まる。 去年大人買いした青唐辛子は瓶に詰めて、5%の塩水で発酵させた。そろそろ一年がたち、すっかり退色してこなれた味になっているものの、想定以上に辛さは抜けず、我が家ではウェポン(兵器)という不名誉なあだ名がついてい…

タケノコと牛肉のオイスター炒め

タケノコもそろそろ使い切らなければならない。 今シーズンは生と茹でを両方買ったが、米糠なしで生から茹でたほうがタケノコの香りが感じられ、味も素直でよかった。茹でてあった方は酸味とえぐみをダイレクトに感じる。なにか入れてあったのだろうか。それ…

青梗菜と椎茸の塩炒め

目覚めると、左顔面が鈍く痛む。どうしたことか。そっと触れてみても判然としない。寝ぼけ目でよろよろと洗面所へ向かい、電気をつけると、鏡のむこうにお岩さんが立っていた。左目が腫れ上がっているのだ。顔を近づけてよくよく観察すると、顔面の左側だけ…

鶏肉のレモングラス炒め

鶏肉のレモングラス炒めは、ガパオよりコッテリめな味付けだが、レモングラスとバイマックルーの魔法なのか、超絶爽やか、かつ米泥棒な仕上がりとなった。石臼で潰したハーブが、甘辛い佃煮というか、錦松梅のような逸品となり、タイ米にちょんとのっけてほ…

厚揚げのゴーヤチャンプルー

「実は、ゴーヤチャンプルーは汁だくが好きなんだよね」 10年目にしてそう告白された。 なにかと味にこだわりがある家人は、毎食ごとに「今日の●●は~」と淀みない川のように批評するのが常だが、ゴーヤチャンプルーにおいてはなぜ10年も黙っていられたのか…

夏バテにはラープガイ

ラープガイ寝起きから夏バテをしているような日には、ガパオよりラープガイをつくりたい。 ラープガイ(Larb Gai)は辛さが売りのタイ北部、イサーン地方の料理で、言うなれば、鶏そぼろにポン酢をかけて、一味とハーブで和えたもの、といえば味の想像がつく…

老いらくの恋。韓国カボチャのナムル

韓国カボチャ・カボッキーのナムル 「若き日の恋は、はにかみて おもて赤らめ、 壮子時(おさかり)の 四十歳(よそじ)の恋は、世の中に かれこれ心配(くば)れども 墓場に近き、老いらくの 恋は怖るる何ものもなし。」(川田順) 本作りの師匠であるW氏に…

大根の皮のチャプチェ

大根の皮がたまると必ずつくるのがきんぴら。歯ごたえが気に入ったのか、本家ゴボウよりも家人の評判がよく、大根の消費が激しい冬の時期はたいてい食卓にあがる副菜だ。 大根だけでもいいが、人参の切れ端やら菜っ葉なんかも適当にいれてやると彩りも冴える…

下町中華風ニンニクの芽と豚こまの炒め物

ニンニクの芽というのはけっこう便利な食材だ。というのも、中華風に肉や野菜を炒めるときは、たいていニンニクやショウガといった香味野菜を刻まなければいけないけれど、ニンニクの芽さえあればそういったものはほぼ無用、という結論にいたったからだ。 最…

チャーハンを家庭でつくるコツ【本気のカニチャーハン】

ようやく念願のカニチャーハンにありつけた。カニの身をほじくる時間に比して、食べている時間はあっという間だけれど、そんな苦労なんて忘れてしまうほど中毒性がある。 konpeito.hatenablog.jpパラパラの米粒に埋もれているカニ・カニ・カニ。どこを掘って…

カレー粉で元気だしてこ〜ぜ!豚肉と茄子の炒め物【カレー風味】

カレー粉を買った。何年ぶりのことだろう。 これまでは自分なりに配合していたけれど、カレー粉以外で使わないスパイスは余りがちなのが難点。自粛規制をいい機会ととらえて、スパイスの断舎利をはじめたのだ。メーカーによってスパイスの配合が違うカレー粉…

中国5000年の技で羊肉のクミン炒め

ここ10年でクミンというスパイスは日本に深く浸透したように思う。 クミンを使い始めたきっかけはスパイスカレーだったが、当時は近くのスーパーでは売っておらず、専門の業者から取り寄せていた。ところが今やクミンは胡椒の隣に鎮座するほどの出世ぶりであ…

中国家庭料理の定番! 卵とトマトの炒め物

長年温かい生のトマトというものが苦手だったというのに、その概念を覆された料理がある。 西紅柿炒蛋(シーホンシーチャオダン)もしくは蕃茄炒蛋(ファンチェチャオダン)と呼ばれる中国の家庭料理だ。直訳すればトマトのスクランブルエッグなんだが、誰も…

炒めても生のようなパリパリ食感! しりしりキャロットラペ

立派な葉つきニンジンが手に入ったので、久しぶりにキャロットラペを作ることにする。 千切りしたニンジンを細かく切って酢と油であえるだけの簡単な料理だけれど、フランスを代表する偉大な惣菜だ。 一時期、キャロットラペにハマりすぎて、切り方を変えた…

ピリリと辛い大人の青唐エリンギ

馴染みの漬物屋で「青唐エリンギ」という総菜を買ってみたところ、これが大ヒットだった。見た目はメンマのようだが、それを裏切るシコシコ食感。どちらかというと無味無臭で食感勝負なエリンギだが、こんなうまい食いかたがあったのかと嬉しくなった。その…

驚きの歯ごたえ長持ち、モヤシのおひたし

モヤシで感動するなんて、人生で何度あるだろう。今日はすごいモヤシ料理の話をしたい。板長がまかないでつくってくれたのはボウル一杯の、出汁にひたしたモヤシだった。まぁ正直、なんの変哲もないモヤシのおひたしに少しがっかりしたのも事実。それを察し…

ゴーヤチャンプルーは中華の技法でつくるべし!

「○○チャンプルー」はご存知のとおり、肉や野菜を炒め、鰹出汁で軽く煮た沖縄を代表する料理だ。なかでもゴーヤチャンプルーは、ゴーヤを全国区の野菜に押し上げたという点でも偉大な家庭料理だと言わざるを得ない。各家庭でその作り方、材料も変わってくる…

本場タイのシェフに学んだ本格ガパオのつくりかた

初出:2017.04.20 更新:2017.11.28 調理の手順を一部変更しました。 チャーン島で学ぶタイ料理 チャーン島の本格ガパオ 材料 メモ つくりかた ガパオをパンに挟んでみる こちらのタイ料理もおすすめ チャーン島で学ぶタイ料理 十数年前、バンコクから一時間…

泡盛が止まらない! 島らっきょうの胡麻油炒め

行きつけの沖縄料理店で生まれた一品。もともとは「豚肉と島らっきょうの炒めもの」だったが、あえて豚肉抜きでつくってもらったのが事の始まり。泡盛はもちろん、日本酒もすすむヘルシーな酒菜だ。いつのまにか定番商品になりつつある。 島らっきょうの胡麻…