夏の盛りだというのに、土鍋が活躍している。火にかけてしまえば、ほっとくだけでだいたいうまいものができる。土鍋ドーン、米ドーンと食卓に並べておけば、ゆっくり食事も楽しめるというもんだ。
カレーの類に芋が入っているのは好みではなかったが、サツマイモ入りのカンボジア風カレーはかなり旨い。口の中で繰り広げられる「辛い」と「甘い」のせめぎ合いがクセになるのだ。蒸したサツマイモを囓ると喉でつっかえてむせることがあるけれど、汁に浸ったサツマイモは滞りなく食道へ落ちていってくれるのも、老化が進む自分にとってはありがたい。
ジャスミンライスに汁をかけ、サツマイモをスプーンで崩しながら口に運ぶのが、オススメの食べ方だ。
今回使ったのは、古道具屋で見つけた羊窯・小林東洋氏の土鍋だ。内側がなだらかなすり鉢状になっており、深さがとにかく絶妙。さらにオーブンでも使えるという敏腕振りで、和食にとどまらず異国の料理にもビタッとはまる。
正直、これ以上の土鍋にはもう出会えないかもしれない。
カンボジア風骨付きチキンとサツマイモのカレー
材料
骨付き鶏モモ肉 | 2本 | 適宜切り、重量の1%の塩をよく揉み込む |
タマネギ | 1個 | 水平方向にスライス |
サツマイモ | 2本 | 大きめの乱切り |
ナス | 2本 | 皮を剥いて、大きめの乱切り。水にさらしておく |
カレーの素 | ||
★生レモングラス | 1本 | |
★ニンニク | 1片 | |
★ガランガル | スライス5枚 | |
★パプリカパウダー | 小さじ2 | |
★レッドカレーペースト | 大さじ2 | メープロイ使用 |
水 | 500cc | |
※ココナッツフレーク | 200cc | 水200ccを加えて見るでミルサーで液状にする |
ナンプラー | 大さじ2 | |
塩 | 少々 | |
砂糖orパームシュガー | 少々 | サツマイモが甘い場合は必要なし |
※ココナッツミルクでOK。
つくりかた
- ★をすりつぶす。これがカレーの素となる。
- もも肉の間接の部分で二つに切り分ける。
足先の周りに包丁を入れておくと、加熱したときにきれいに仕上がる。重量の1%の塩を揉み込む。
オリーブオイルでもも肉をこんがりやく(中まで火を通す必要はない)。
鶏肉と同時並行で、土鍋でタマネギを炒める。しっかり炒まったら、最初にすりつぶしたカレーの素を加え、香りがでるまで炒める。
- 土鍋に、鶏肉と水を加える。
ジャスミンライスとともにお召し上がりください。
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