これまで貧乏人のパスタといえばペペロンチーノとカッチョエペペが二大巨頭だと思っていたが、その上をいく(下か?)パスタを好んでつくっている。
セージとバターのパスタだ。
東京ではそれなりのお値段で売られていたセージだが、ここ横浜の内陸地では1パック30円で投げ売りされていることがしばしばで、限りなく雑草に近いハーブという認識に変わってきた。
水を少量入れたコップにセージをいけて、ビニールやカップで蓋をし冷蔵庫にいれておけばかなり長持ちするし、肉との相性が抜群なので、あれば必ず買ってしまう香り高き雑草だ。
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ところで、「貧乏人」「パスタ」で検索してみると、なんと新手の貧乏人パスタ 「Spaghetti alla puveriello(貧乏人のパスタ:Poor Man’s Spaghetti)」が筆頭に上がってきたではないか。
使っているのは玉子数個、チーズ、塩・胡椒。材料はほぼカルボナーラだが、生卵で和えるのでなく目玉焼きをのっけたスタイルで、パスタ版TKG改めTKPといった趣である。戦後貧しい時代に暑いナポリで食べられていたというから、衛生的にも卵には火を通さなければならなかったんじゃないかと睨んでいる。
はたしてどのパスタがキングオブ貧乏パスタなのか、暇にまかせて考えてみたが、個人的には玉子やチーズが入っているなんて富裕層の領域ではないかと結論づいた。ということで、新貧乏人パスタに「セージとバターのパスタ」を内定する。家人は喜んで食べているので問題ないだろう。
セージとバターのパスタ
材料
パスタ | 80g | |
セージ | 5枚〜 | |
無塩バター | 10g | |
オリーブオイル | 少々 |
つくりかた
- 水1Lに対して10gの塩を沸かす。
- パスタをアルデンテよりも少し柔らかいくらいに茹でる。
- フライパンにバターとオリーブオイルを少々たらし、セージを加え香りを出す。
- 湯からパスタをあげ、あまり湯を切らずにフライパンに加え、やさしく和えてとろりと乳化させる。
- 塩・胡椒で味を調える。
以上、お粗末様でした。
気まぐれに賽の目にした鳥モモ肉を加え、細めに切った自家製パスタに合わせてみた。これならメインもはれそうだ。