mogu mogu MOGGY

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時速1kmの思考

水炊きの朝〆は中華そうめんで


もれなく熱海にも寒波が襲来した。
移動式八百屋で品出しと片付けを手伝うのが週に一度の趣味になっている。いつもなら段ボールを運ぶうちにじっとり汗をかくほどなのに、昨晩は一滴もでなかった。かじかんだ指先を切りつける段ボールの端がじわじわと余裕を奪っていく。野菜を選んでいるうちに思考回路もエンストした。

今晩はなにがなんでも鍋だ。決まりだ。そういえば、ようやく鍋の季節がやってきたのだ。今年は温かい冬が続いていたので、鍋の存在をすっかり忘れていた。
簡単に水炊きにしよう。コラーゲンを補給。ポン酢でさっぱり、ビタミンを摂取だ。

本来は骨付きのブツを使う水炊きだが、家人が骨で口内血まみれ事件を起こして以来、我が家は手羽先と骨なしモモ肉を使う。
手羽先は粗塩を揉み込みながら、手と指の関節をボキボキ折っておく。こうすると、ほろほろに煮えた手羽肉が箸でするすると剥がれるのだ。
モモ肉は一口大に切り、こちらも軽く塩をしておく。
沸騰させた湯に鶏肉を入れ、全体が白くなったら引きあげて流水にさらす。臭みをとるちょっとしたコツだ。

土鍋に水、昆布、酒、手羽先をいれて、ことこと1時間ほど煮る。手羽先がほろほろに煮えたところで、モモ肉や野菜を加えて火が通れば出来上がりだ。

熱々を夢中で食べ終えた。心底鍋を欲していたのだろう。やはりうちのポン酢は最高だ。追い白菜をしたら腹がはちきれ、〆は諦めることになった。

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水炊きの残りのスープがプルンプルンに固まる朝。スープ同様、身体も冷え切っていた。
スープを火にかけ、漉して、砂糖と塩、薄口で味をととのえる。
夏から残っていた星野物産の中華そうめんで朝〆だ。鶏からでた濃厚スープを楽しむのだ。具などいらない。いや、ネギくらいは刻むか。

ちょっとうますぎた。
夢中ですすり終えたとたん、またもや眠気に襲われる。






星野物産 中華そうめん

らーめんの風味を加えることで、そうめんの歯ごたえ、のどごしを活かしたハイブリットなそうめん(公式HPより引用)
一袋3人前/240g

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