2019-01-01から1年間の記事一覧
カツオが房総半島沖まで北上してきたようで、勝浦漁港から届いたカツオが毎週末、陳列棚を席巻している。 スーパーで売られているカツオには若干懐疑的なんだが、「朝どれ」「直送」という言葉に惹かれて、ダメ元でひと柵買ってみた。柵をしっかりとキッチン…
さば缶に目覚めた2018年の盛夏。もっとおいしい食べ方はないだろうかとSNSで問い掛けてみたところ、料理好きなMちゃんが是非にと勧めるのが「さば缶と新玉ねぎのサラダ」だった。 なので新玉ねぎの季節になるまで気長に待っていたわけだが、ようやく機が熟し…
しりしりキャロットラペに続いて、葉付きにんじんのかき揚げをつくる。 いつもは天ぷら粉を使っているんだけれど、今回は薄力粉と片栗粉と水で衣をつくり、卵液を使わない。なので少し白っぽい仕上がりだけれど、素材の色、緑とオレンジ色がよく映える。気温…
鶏肉を使った料理のなかでも登場回数が多いのが蒸し鶏。ネギとショウガに鶏もも肉を挟んで蒸すだけの料理なので、忙しいときには重宝している。最近ではネギの青い部分がたまってきたら、「蒸し鶏をつくれ!」という合図のような気もしてきた。蒸すという調…
今週は暑くなると聞いていたから、さっぱりしゃぶしゃぶにでもしようかと豚バラの薄切りを買っておいたんだが、そんなときに限って気乗りがしない。 たしかに夏の陽気なんだけど、空気はカラッとしていて、まるでヨーロッパにいるような気分。一年で一番好き…
立派な葉つきニンジンが手に入ったので、久しぶりにキャロットラペを作ることにする。 千切りしたニンジンを細かく切って酢と油であえるだけの簡単な料理だけれど、フランスを代表する偉大な惣菜だ。 一時期、キャロットラペにハマりすぎて、切り方を変えた…
冷蔵庫に残っている野菜をすべて"しりしり"してサラダにすることにした。 「しりしり」とは、沖縄の方言で「千切り」のことだ。 しりしりしたニンジンと玉子を炒めた「ニンジンのしりしり」は沖縄を代表する料理のひとつ。沖縄にはしりしり器という専用のス…
ケラグエン(Kelaguen)は肉や魚を柑橘果汁で和えた、グアムはチャモロの郷土料理。 以前紹介したフィッシャーメンズ・コープのエビのケラグエンは、本当にうまいので食べてみてほしい。PIKA's Best Guam ではベスト・ケラグエン賞なんてものがあるほどなの…
世界三大珍味のひとつ、トリュフ。イタリアはトスカーナから空輸されたばかりだという。棚に山と積まれたその姿は神々しく、たしかにブラックダイヤモンドの異名を冠するだけのことはある。 塩やオイルなどの加工品はよく見かけるが、丸ごとのフレッシュトリ…
ハンガリーの定番飯グヤーシュとは? ハンガリーを代表する料理「グヤーシュ」は、ハンガリー版ビーフシチューともいえるし、ハンガリー版ポトフのようでもある。一説によればハヤシライスの原型がグヤーシュだという話もあるが、牛肉と野菜がたっぷりとはい…
Food Trucks in Guam【2019.01.07】 初出 【2019.05.16】 フードトラック追加 グアムのフードトラックが熱い! グアムのフードトラックはどこにいるのか? Skinner Plaza, Hagaña(アガニャのスキナープラザ) Chamorro Village(チャモロ・ビレッジ) その他…
フライドポテトは別腹らしく、どんな宴会でも必ずあっという間に売り切れるからあきれてしまう。 フライドポテトは手軽にみえて奥の深い料理だと思う。表面はカリッと中はほくほくのフライドポテトをつくるにはなかなかに難しい。 理論上は、低温(120〜165℃…
料理に関する書籍を貪るように読みふけった時期があった。仕事をやめて暇だったのか、それとも突然料理に目覚めたのかは、よもやさだかじゃない。 とにかく気になった料理書を片っ端から買っていたわけだが、なかでも気に入っている一冊が『壇流クッキング』…
プロフィールにも書いたとおり、私はキュウリが嫌いだ。物心ついてからほとんどキュウリを口にいれたことがない。 だが、物心ついて唯一食べられたキュウリ料理が、「きゅうりのキューちゃん」だった。東海 きゅうりのキューちゃん(G) 100g まとめ買い(×1…
いつか自分で店を出すなら、ローストチキンの店にしたいと思うほど、ローストチキンが好きだ。こんがり焼けた丸鶏はなんだか野性的でたまらない。大人数で肉を囲むシチュエーションも好きだし、切り分ける瞬間のハラハラ感、うまく焼けたときの達成感もあい…
小さめのアジが魚屋に出回り始めた。長崎産で8尾198円。南蛮漬けか、そのまま刺身か・・・・・・おいしい悩みは尽きない。 今日は酢洗いにしよう。酢じめでなく、あくまで酢洗い。酢洗いとは、魚貝や野菜などをさっと酢にくぐらせる、もしくは酢の中で洗う和食の技…
グラブラックス(Gravlax)は魚に塩と砂糖を塗して熟成せた、北欧でも指折りの名物料理。「grav」は「埋める」、そして「lax」が「鮭」なので直訳すれば「埋めた鮭」である。 その昔のクラブラックスは魚を松の葉でくるんで、さらに土に埋めて発酵させていた…
ときどき無性に食べたくなる牛肉とマッシュルームの煮込み。カレーほどスパイシーではないし、ハッシュドビーフほど酸味が強くないし、ビーフシチューほど洗練されてない、まかない料理のような立ち位置で、ちょっぴりジャンクな汁かけ飯。しいていえばビー…
相も変わらずチキンソテーは定番飯。定番だからこそ飽きがこないように、日々新しいソースを模索している。 最近はまっているのは、巣ごもり風チキンソテー。ピリ辛のポン酢と紫蘇の香りがアクセント。牛のたたき卵黄ソースでも紹介したが、ポン酢と卵黄は相…
今年もナスが出回りはじめたせいか、ナス料理に関する記事のPVが急上昇。特に「色よく仕上がるナスの揚げ浸しのコツ」はよく閲覧されているみたいで、夏の始まりを大いに予感させてくれるじゃないか。 konpeito.hatenablog.jp今日も揚げたナスを使った小さな…
群馬産のポークチョップは厚さ3cm、重さ320gとなかなかの大物だ。 こんなときに低温調理器があればなぁ…いまだ購入にいたらず買う買う詐欺状態。ないものを悔やんでも仕方ない。ではこの豚肉をどうやってピンク色に焼くか? 豚肉のソテーはいつもフライパンを…
これまでは岩手県産の中力粉で水餃子をつくっていたが、「【餃子閑談】もう市販には戻れない! 餃子の皮のつくりかた - mogu mogu MOGGY」で紹介した木下製粉の「さぬきの夢」を試すことになった。 結論からいえば、「さぬきの夢」でつくった水餃子は、やば…
葉つきのカブがあまりに立派だったので、塩もみしたり、炒めたりして毎日食べていたんだが、さすがに飽きてきた頃に思いついたのが餃子の餡。とても歯触りのよい焼き餃子になった。 βカロテン、ビタミンB1、B2、ビタミンCなどを含むカブの葉は栄養満点。冬の…
サラダというのは、ただ切るだけ! という超簡単スピード料理だけれど、『マギーキッチンサイエンス』によればちゃんとコツというものがある。ごくごく簡単なことばかりだが、サラダの味は天と地ほどの差がでる重要なこと。ここでサラダの6箇条としてまとめ…
とり天は思い立ったが吉日、すぐに揚げて食べられる手軽さがいい。胸肉をつかえば財布にも優しく、ついでに良質のタンパク質もとれるから健康維持にも一役買ってくれる。 デメリットをあえてあげるとすれば……大量につくると食べ飽きてくるという贅沢な悩みく…
群馬は永井農園の水煮タケノコをいただいたので、筍ご飯をつくることになった。市販の水煮は独特の臭いがするので避けていたが、これは保存料を使っておらず、そのまま食べてもほんのり甘くて柔らかく、うまいこと下茹でしてあって驚いた。これは便利かもし…
Clover ほつれ補修針銀座で半額になっていた洋服を買おうとしたところ、胸のあたりに小さなほつれがあった。試着して気に入ってはいたが、一度目につくと気になってしまうもので、店員に相談する。 「これ、どうにかならないですかね?」。心のどこかでもう少…
五反田・信濃屋は鶏肉専門店だが、実は鴨肉(国産・外国産)も販売している。解凍してみると胸肉が合わさった状態で、胸肉が2枚、つまり1羽分だった。なんて美しいのだろう。さて、今日は友人がくるので鴨鍋にしたい。 究極の鴨鍋はネギだけで十分かもしれな…
一番だしのとり方なんて、ネットで検索すればあまた出てくる。和食の本をめくれば1ページ目に書いてある基本中の基本、政治家風にいえば“和食の一丁目一番地”なのである。 だがこのご時世、出汁をとるのは面倒臭い。味噌汁一杯つくるのに出汁をひく時間が惜…
東京・五反田にある鶏肉専門店の信濃屋さんで仕入れた鳥モモ肉。いつも変わらぬ鮮度と女将の笑顔、そして鳥皮の艶とハリは貴婦人のようでほれぼれしてしまう。 おいしい鶏肉にあれこれ手間をかけるのは野暮というもの。今回は最低限の調味料で基本の油鶏(ヤ…