群馬は永井農園の水煮タケノコをいただいたので、筍ご飯をつくることになった。市販の水煮は独特の臭いがするので避けていたが、これは保存料を使っておらず、そのまま食べてもほんのり甘くて柔らかく、うまいこと下茹でしてあって驚いた。これは便利かもしれない。
ある料理屋では三日かけて筍ご飯を炊くという。1日目にタケノコを下ゆでして、2日目に味を入れ、3日目にようやく飯を炊く。
春のご馳走はそうやって手間暇かけるからよりうまく感じるのかもしれない。とはいえ食べるとなるとあっという間なんだが。
米2合に対してタケノコ260gは気前がよすぎるかもしれないが、タケノコを二種類に切り分けて、食感の違いを楽しみたい。
筍ご飯
下ごしらえ
- 筍を熱湯でさっと湯がいたら水にとる。穂先は薄切りに、その他の部分は細切りにしておく。便宜上、穂先をタケノコA、細切りをタケノコBとしたい。
- 米は洗って、ザルにとっておく。
- 出汁をとる。猫に学んだ、計量いらずの一番だし - mogu mogu MOGGY
タケノコBと油揚げを炊く
油揚げは刻んでからさっと湯にくぐらせ、油抜きをしておく。ただし質のよい京揚げなどは不要だろう。油がよいコクになってくれる。
次の調味液が一煮立ちしたら、タケノコと油揚げを入れ、弱火で10分炊いたらそのまま冷まして味を含ませる。
出汁 | 240cc |
薄口醤油 | 小さじ2 |
みりん | 小さじ2 |
塩 | 少々 |
出汁を足して味を調える
炊いた調味液では味が濃すぎるので、出汁を加え、さらに塩、薄口醤油で味を調える。残っている調味液の量がまちまちなので、厳密に●グラム! とは言えないが、お吸い物くらいの味付けがひとつの目安だ。ご飯に色をつけたくない場合は、醤油を控え目に、塩で味をもっていくといい。
調味液を再度温めて塩を完全に溶かし、味が決まったら、冷ます。
炊く
白米にタケノコA、Bをのせたら調味液を入れ、炊く。