プロフィールにも書いたとおり、私はキュウリが嫌いだ。物心ついてからほとんどキュウリを口にいれたことがない。
だが、物心ついて唯一食べられたキュウリ料理が、「きゅうりのキューちゃん」だった。
キューちゃんは確実に、他のキュウリ料理と一線を画している。そもそもキュウリのにおいが皆無なのだ。なのに歯ごたえがすばらしく、「生のキュウリもこんな感じなのかなぁ?」と想像させてくれた。
ちなみに、キューちゃん以外の漬物、たとえばぬか漬けや浅漬けは食べられない。キュウリが「食べられる」「食べられない」の境界線を説明するのはいつも苦労するんだが、つまりはキュウリの臭いがしなければいいってことなのかもしれない。
GWあたりから、不揃いキュウリがスーパーに出回りはじめた。曲がっているし、大きさもまちまち。だが1kgで198円は魅力的すぎる。
せっかくなので、つくってみようかキューちゃんを。
キューちゃんのHPには作り方の工程が掲載されている。どうやらキュウリの塩漬け(古漬け)を徹底的に塩抜きして、醤油ベースの調味液をつけているようだ。かなり手間がかかっている。120gで150円はダテじゃない。なので今回つくるのは、キューちゃん風醤油漬けということにしよう。
生のキュウリを使うけれど、キュウリ嫌いでも食べられるくらいキュウリの臭いを消しつつ、かつパリパリに仕上げるために、ひと手間加えた。
きゅうりキューちゃん風醤油漬け
材料
キュウリ | 1kg | 種をとったら800gになったので、もう少し多めでもいい |
塩 | 小さじ1.5 | |
濃口醤油 | 300cc | |
穀物酢 | 50cc | |
きび砂糖 | 200g | |
ショウガ | 2片〜 | せん切り。好みで増やしてほしい |
つくりかた
キュウリを洗う。
縦半分に割る。
キュウリの種を、スプーンなどでこそげとる。
火を入れると縮むので、大きめに刻む。
キュウリ全体に塩を塗す。
30分ほどおくと、水分がでてくる。
キュウリを軽く絞る。あまり力強くやるとキュウリがつぶれるのでほどほどに。
調味液を合わせて、沸騰させる。
キュウリとショウガを調味液に入れる。
強火を保ったまま、ときどきかき混ぜながら火を入れる。縁のほうから調味液が沸いてくる。
だいぶ沸いてきたが、かき混ぜつつまだ我慢。
もうちょっと我慢。
鍋の中心まで沸いたら、火を消す。
常温になるまで放置する。この時点ではまだ、しっかりとキュウリの臭いがする。
常温になるころにはすっかりキュウリの色が変わった。
キュウリを取り出して、調味液と別々にする。
調味液を再度沸騰させる。
調味液が冷めたら、キュウリと合わせて、冷蔵庫で保存する。
ポテトサラダにもぜひ。
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