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時速1kmの思考

厚切りポークチョップをピンク色に焼く「3・5の法則」

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群馬産のポークチョップは厚さ3cm、重さ320gとなかなかの大物だ。
こんなときに低温調理器があればなぁ…いまだ購入にいたらず買う買う詐欺状態。

ないものを悔やんでも仕方ない。ではこの豚肉をどうやってピンク色に焼くか? 
豚肉のソテーはいつもフライパンを使っているが、この厚みなのでオーブンの力も借りて、3・5の法則でいってみよう。

「3・5の法則」で肉を焼く

豚肉がぬるい風呂にはいっているイメージでじんわりと熱を通していきたいので、焼く時間と休ませる(余熱で調理する)時間を交互にとって焼いていきたい。
オーブンで3分焼き、温かいところで5分休ませる。これを1セットとする「3・5の法則」。

火の通り方は、肉の重量や厚み、そして加熱温度によってかわってくる。私はオーブンを180℃に設定。これはもし他の料理(たとえば肉の付け合わせとか)を同時に調理するような場面を想定している。
あとは重量と厚みに応じてこれを何回くり返すかが問題だ。

ポークチョップステーキ

材料

豚肉 320g 厚み3cm
ニンニク 1片
豚の重量の1%
白ワインビネガー 大さじ1
胡椒 少々

つくりかた

下ごしらえ

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肉の脂身に切り込みを入れる。

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油でならしたフライパンを中〜弱火にかけ、肉の脂身から焼いていく。黄金色になるまで、じっくりと焼く。

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肉の両面を焼いていく。ゆっくりと10数えながら表を焼き、裏を焼き、さらに表に返す。余分な脂をキッチンペーパーで拭き取ったら、大さじ1ほどの白ワインビネガーを振り入れる。火が天井くらいまで立ちこめるので注意。さらに裏返して表面がこんがりいい色に焼けたら、アルミホイルをしいておいたバットに取り出す。

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アルミホイルでふんわりと包んで5分休ませたのち、オーブンに入れる。
オーブンで3分焼き、温かいところで5分休ませるを3回くり返す。

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焼き上がりの肉の表面を触ってみると盛りあがってパンパンになっている。肉に金串を刺して10秒ほどおき、唇にあてて温度を確認。
あと1セット焼くかどうか迷うところだが……ここでやめておこう。
胡椒をかけて、余熱しておいた皿に盛る。

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狙いどおりのピンク色でばっちりジューシー。骨のまわりは火が通りにくいので、心配な人はもう1セット焼いてもいいかもしれない。
あっという間に食べてしまい、写真をとり忘れてしまったのだが、ほかの部位にもしっかり火は通っていたのでひと安心。