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時速1kmの思考

グアム飯をつくろう④ ビンナガマグロのケラグエン

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ケラグエン(Kelaguen)は肉や魚を柑橘果汁で和えた、グアムはチャモロの郷土料理。
以前紹介したフィッシャーメンズ・コープのエビのケラグエンは、本当にうまいので食べてみてほしい。PIKA's Best Guam ではベスト・ケラグエン賞なんてものがあるほどなので、ローカルがどれほどこの料理を愛しているか、わかっていただけるだろう(ちなみに2018年度に受賞したのは Chesa Guam )。

家庭でもつくりやすい料理なんだが、なんせ生のエビがちっとばかり日本ではお高いので、今回は手に入りやすい刺身用の魚を使うことにした。どうせ細かく刻むので、サクでなくて切れっ端で十分だ。安いしな。

ところで、魚貝を柑橘果汁で軽くマリネした料理っていうのは、各国いろいろあるもんだ。
南米北海岸のセビチェ(Ceviche)を筆頭に、ハワイのポキ(Poki)、クック諸島イカマタ(Ika Mata)、フィリピンのキニラウ(Kinilaw)、フィジーのココンダ(Kokoda)、ポリネシア諸島のオタイカ('Ota 'ika)、タヒチのポワソンクリュ(Poisson Cru)、ペルーのティラディート(Tiradito)などなど、調べたらもっと出てくるに違いない。

共通点は、暑くて、新鮮な魚が手に入る地域だということ。この条件、日本の猛暑にもぴったり合致するので、ぜひ夏の一品に加えてもらいたい。

グアムのケラグエンは、店によってはしっとり系だったり、つゆだくであったりと様々あるが、レモン、ドニと呼ばれる島唐辛子、生のココナッツ、玉ネギ、ネギが主な材料である。そのまま食べてもいいが、グアムではティティーザス(Titiyas)と呼ばれるフラットブレッドにのせていただく。

ビンナガマグロのケラグエン

材料

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ビンナガマグロ(刺身用) 200g 細かく刻む
小さじ1/2〜
レモン 1/2〜1個
島唐辛子 2個 ※1 種をとってみじん切り、もしくはすり潰す
ココナッツフレーク 大さじ2〜 ※2 
タマネギ小 1/8個 みじん切り
小ネギ 適量 みじん切り
※1 唐辛子について

今回は宮古島産の島唐辛子を使っているが、青唐辛子でも問題ない。手に入る生の唐辛子を使うと鮮烈でうまい。

※2 ココナッツについて

生のココナッツは手に入りずらいので、今回はグアムのスーパーで売っている半生タイプのココナッツフレークを使用。
もし製菓コーナーで売っているようなパリパリ乾燥ココナッツならば、あらかじめ水で戻しておくといい。

つくりかた

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  1. マグロの余分な水分をしっかりキッチンペーパーなどで拭き取っておく。
  2. マグロを細かく刻んだら、塩をして30秒ほど馴染ませる。
  3. レモンを絞り入れて、島唐辛子も加えて混ぜる。魚全体が白くなってきたら、次の工程へ。
  4. タマネギ、ココナッツフレーク、ネギの半量を加えて、よく混ぜる。塩気と酸味のバランスを確認する。
  5. しばらく冷蔵庫で馴染ませて、ネギを飾って出来上がり。

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こちらは紫玉ネギやカラーピーマンも加えてカラフルにつくったケラグエン。ココナッツを同量の水で撹拌してから使っているので、しるだく気味のケラグエンだ。この汁の具合はお好みなので、柑橘の酸味とのバランスがとれたら問題なし。

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