Eataliano(イータリアーノ)はレオパレスリゾート内にあるレストランで、窯で焼き上げるピザがおいしいという評判だ。何度も滞在しているというのに、灯台下暗しはこのことか。
スパークリングで1日の疲れをシュワっと流し、ピノ・ノワールをおいてピザを待つ。
小エビとアカニシ貝のアヒージョ(Baby Shrimp & Top Shell Clams Ajillo ,$9.50)
小皿料理かと思いきや、まさかのグラタン皿での登場。グツグツと煮えたぎるアヒージョはかなりの具だくさんで、4人くらいでも満足できるボリュームだ。味もきっちり決まっていて、お通しのフォカッチャをつけて食べるとお酒がすすむ。しかしここでパンを食べ過ぎてはピザにひびくからと、食欲とのせめぎ合いだ。
アカニシ貝というのは比較的浅瀬にいる巻き貝の一種で、サザエをしのぐほどうまいという人もいる。実際、そのしこしことした食感はかなり似ていて、目をつぶって食べたら判別できない自信がある。
By George Chernilevsky - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
クラシック・マルゲリータ(Classic Margherita, $18)
縁の部分に高さがないローマスタイルのピザに近いものの、ローマのそれよりも多少ぶ厚いバリッとした食感で、噛むごとに小麦の味がしっかり楽しめる独自のピザに仕上がっている。レオパレスリゾート内には農園もあり、バジルなどのハーブは自家製で育てているらしく、ジェノベーゼソースはとても香りがいい。季節柄、生のバジルは厳しかったのかもしれないが、トマトソースとの相性は抜群。生のトマトものせてしまうのもグアムらしくて面白いし、実際ジューシーで私は好きだ。
ただ惜しむらくはチーズの種類。マルゲリータを名乗るならばやはりとろけるチーズ系はありえないし、モッツァレラ一本で勝負してほしいところだ。
イタリアン・ソーセージ(Italian Sausage, $9.00)
メインはTボーンステーキでもいくか! ワインを頼んだ頃ははこんな大口を叩いていたが、予想以上に腹はちょうどいい加減。でもワインが残っていたので小皿の肉料理、イタリアン・ソーセージを頼むことにした。
予想を裏切るカマボコ型のソーセージ。ソーセージというよりミートローフに近い。オールスパイス系の香りがして、ワインとも合う。おしゃべりをしながらつまむのにちょうどいい前菜だった。生野菜とピクルスがいい箸休めになる。
レオパレスリゾートで夕食をとるのはとても贅沢な時間だ。カジュアルレストランだから、プチ贅沢というのが正しいのかもしれない。出来ることなら、グアムで友人をつくって大きな肉を囲みたい、そんなレストランだった。ゆっくり食事を楽しんだあとは広大な敷地を散策できる。まだ羽織が必要な季節でも、満点の星を仰ぎながら歩いていると、心地よい風がほろ酔いをさましてくれる。そして部屋に着いたらベッドに直行できるのは、このうえもなく贅沢なのだ。
Information
Eataliano
場 所:Leopalace Resort Guam 221 LAKE VIEW DRIVE YONA, GUAM 96915-6002
営業時間:18:00〜22:00(変則的なので現地で確認のこと)
Facebook:@LEOPALACERESORT.OFFICIAL
Instagram:@leopalaceresort_official
twitter:@leopalaceresort
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