カドゥン ピカ(Kadon Pika)は鶏肉を醤油、酢、タマネギ、ニンニク、唐辛子で煮込んだグアムの辛い鶏肉のシチューだ。
グアムの先住民チャモロの言葉で「カドゥン(kadon)」は「シチュー」、「ピカ(Pika)」は「辛い」という意味。グアムの代表的家庭料理であり、家庭ごとに、店ごとにレシピも見た目も千差万別。グーグルで画像検索してみると、本当に同じ料理か? と首をかしげてしまう。
たとえばグアムの定食屋 Linda's Coffee Shop のカドゥンピカは、コナッツミルクが入っていない透きとおったスープで、伝統的なタイプといっていいだろう。「むせかえるほど辛い肉じゃがスープ」という表現が的確かどうかはわからないが、とにかく材料からしても日本人に馴染みやすい味だ。
最近はココナッツを入れるのが主流で、その見た目はカレーに近いものが多い。酢の効果でさっぱりと食べられるので、食欲不振になりがちな猛暑にはぴったりのチャモロ飯だ。
連日35度越えの東京はもう東南アジアみたいなもんだから、グアムのお袋の味で暑気払いといこう!
カドゥンピカ(Kadon Pika)のつくりかた
材料
鶏モモ肉 | 300g | ※骨なし |
タマネギ | 小2個 | みじん切りと薄切り |
ニンニク | 2片 | 薄切り |
ショウガ | 1片 | みじん切り |
島唐辛子 | 2個〜 | みじん切り |
ココナッツミルク | 大さじ3〜 | |
ネギ | 適量 | みじん切り |
塩・胡椒 | 少々 | |
胡椒 | 適量 | |
穀物酢 | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1.5 | |
水 | 120cc |
※ グアムでは鶏一羽を豪快にぶつ切りして鍋にどんどんと放り込んでいくが、今回は骨なしを使った。骨ありを使う場合は煮込み時間を長めにとってほしい。
つくりかた
① 鶏肉は塩をしてしばらくおいたら一口大に切る。
油で皮側から鶏肉を焼き、色がついたら裏返して、鍋から取り出しておく。
② 油を足し、みじん切りしたタマネギを炒める。タマネギが茶色くなったらニンニクも加えてさらに炒める。
③ 酢をいれて鶏肉に馴染ませ、水を加える。だいたい鶏肉が隠れるくらいが目安。沸騰したらアクをとり、醤油、薄切りのタマネギ、唐辛子を加える。
15分ほど煮て鶏肉に火が通ったら、ココナッツミルクを加え3分煮る。
ココナッツミルクを加えたら煮すぎないことがポイントだ。ココナッツミルクの量は、大さじ3〜としたが、入れすぎると味がくどくなるので好みに合わせて調節してほしい。
ネギを添えて出来あがり。
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