暑くもなく、寒くもなく、テラスで過ごすにはベストシーズン。九月最後の週末は、友人と焼肉をつっつきながら飲むことになった。
せっかくなのでちょっと奮発して、黒毛和牛に手をだす。肩ロース、ともさんかく、ざぶとん・・・近頃は肉の部位がずいぶんと細分化されていて、家でも焼肉屋並のことができるものである。
ちょうど焼肉のタレの在庫が切れてしまったので、今回はつくってみることにした。焼肉のタレはいろいろと試してみてきたが、いまだにこれが1番! というものに巡り会えていない。理想は、透明で、甘すぎず、そして日持ちするもの。いかんせん毎日食べるものでもないから、日持ちはかなり重要。だから水は一切使わない。
自家製焼肉のたれのつくりかた
材料
日本酒 | 100cc | |
みりん | 100cc | |
濃口醤油 | 300cc | |
きび砂糖 | 大さじ4 | |
多良間の黒糖 | 大さじ2 | |
梨もしくはリンゴ | 1/4個 | 芯の部分も含めて薄切り |
ニンニク | 2片 | 薄切り |
生姜 | 5枚 | 薄切り |
日本酒とみりんを煮きる
日本酒とみりんを鍋に入れて、点火。
沸いてきたら液体に直接、チャッカマンなどで火をつけて、ガスは切り、ひたすらお玉でかき混ぜながらアルコールを飛ばす。このお玉使いが煮きりの極意。最初は炎があがって腰がひけてしまうが、次第に炎は小さくなっていく。自然に鎮火すれば、きっちり煮切れた証拠。
焼肉の道具
長角型の切り出し七輪
友人がプレゼントしてくれた七輪本舗の長角型切り出し七輪は超優秀。付属品もしっかりしていて、焼き鳥、サンマ、ホタテ貝など大きな食材を焼いても余裕がある! ついでに焼き芋もふっくら焼けちゃう。もう丸型の七輪には戻れない……。
肉焼きのための専用トング
菜箸でいいじゃないか! と最初は思っていたが、使ってみてあまりの便利さに驚愕。卓上においても先がつかない絶妙な設計はすばらしいのひと言。箸と同様に、家族の人数分必要であることがわかり買い足す。海外ではフライパンで普通に肉を焼いたり、仕上げの飾りをつかんだりと繊細な作業にも使われているようだ。
さて、肉のついでにパンも焼こう。
焼けた肉にたれをさっとつけてパンに挟んだら、ミニ焼肉サンド。パンも炭火で焼くとこうもうまくなるものか。ハラペーニョの酢漬けが大活躍。
なかなかおいしくできたので、この焼肉のタレを使って他の料理も作ってみよう。