
ここのところ、どうもそわそわした日々を送っている。やるべきことは色々あるはずだが、どれも手に付かず、もしくは手は付けたものの中途半端で、気づけば夜の帳が下りている。
「あぁ、今日もなにもできなかった」とうなだれて温泉につかり、どうにか手抜きできないかと献立に頭を巡らせ、缶ビール片手に台所に立つ。「明日から本気だすわ」がずるずると実行されない。
唯一の救いは、晴れ間が続いていることかもしれない。すっかり玄関の主となった猫が、庭へ連れ出してくれるのだ。自分についてきているかどうか時折振り返り、尻尾をアンテナのように立てて、堂々と前を歩いていく。そういえば、定期的に八百屋へ出向かく必要がなくなって、すっかり出不精になっていた。よもや猫に散歩に誘われる日が来るとは。さすがクレヨン王国熱海である。
ベトナムコリアンダー(ラウラム)、パクチー、モロッコミントを植え替えた。タイバジルはしっかり根付いて葉ぶりがよくなってきたし、イタリアンパセリは芽がたくさん出てきた。草むしりにも着手したが、子猫にとっては草むしりさえ遊びになってしまうらしく、なかなか捗らない。手伝っているつもりなのか。
「猫の手も借りたい」とは言うものの、「猫の手を借りたところで」が正しいのだろう。それでも、一人で黙々とむしるよりはよっぽど有意義だ。
立派な赤カブを二つ、手に入れた。赤い野菜をみかけると、無目的にうっかり手を出してしまう。なかなかの大ぶりだから漬物ばかりでは飽きるだろう。ひとつは刻んで、キヌア 、ケール、ひじき、ツナ缶を和えて、酢、塩、熱海産のライムで整える。思いのほか美味しく、家人ももりもり食べている。
なにかひとつ、成し遂げたという気持ちになれた。
ところで、先日求めた金のツナ缶「あいこちゃん金のまぐろ油漬」がべらぼうにうまい。リピート決定だ。
赤カブとツナのサラダ

材料
| 赤カブ | 1個 | 賽の目切り |
| ひじき(乾燥) | 10g | 水でもどしてさっと茹でる |
| ケール | 3枚 | |
| ツナ缶 | 1個 | 油ごと使う |
| キヌア(炊いたもの) | 好きなだけ | |
| 酢 | 小さじ2 | |
| 塩 | 少々 | |
| ライム | 1/2個 |
つくりかた
- ケールは生でもいいが、芯と葉を分けてさっと湯がき、冷水で色止め。水気を絞って適当に切る。
- その他の野菜を切る。
- 材料をすべて和える。
