
日に一本は「孤独のグルメ」の再放送を見ている。
先日はSeason8 第1話、中華街にある「南粤美食」の回だった。
井之頭五郎が頼んだのは「腸詰め干し肉貝柱釜飯」「香港海老雲呑麺」「丸鶏の塩蒸し焼き」「アヒルのパリパリ揚げ」。いくらなんでもちょっと食い過ぎなんじゃないかと思いながらも、すべての皿が完璧に旨そうで、生唾飲み込みながら釘付けになってしまった。
どの料理も家でつくるにはちょっとハードルが高そうだなと眺めていたんだが、ひとつ、非常に簡単そうなものがあった。五郎さんが店に入るやいなや、窓際に陣取る女子二人組に運ばれてきた料理である。
「はーい、ビーフンの醤油ソースかけとピータンの紅生姜添えですぅ」
店員に扮する榊原郁恵がほがらかにテーブルにおく。
「ピータン紅生姜?」五郎さんもあからさまに目で追ってしまう。
「ピータンに紅生姜って合うね」「うん、あうあう。なんか意外~」と食事を続ける二人組。
そうなのか? そうなのか?
すぐさま紅生姜を漬けた瓶とピータンをとりだす。
想像するに、ピータンと生姜だけのシンプルな前菜なんだろうが・・・・・・やはり豆腐もつけたい小市民である。
紅生姜を刻み、ピータンはやや大きめに角切りにして、冷たい豆腐にのせる。豆腐に味がついていないから、ピータン豆腐用のタレも少しかけておこう。さて、晩酌の時間だ。
「ピータンに紅生姜って合うね」
番組をみていないはずの家人が、同じセリフをなぞるもんだから、「うん、あうあう」と相づちをうってしまった。
ピータンの、ともすれば癖のあるツンとした香りが、紅生姜の鮮烈な辛味と爽やかな酸味に包み込まれて、絶妙の肴に昇華している。おそらく茹で卵じゃ紅生姜が強すぎてバランスがとれないだろう。こんな喰い方があったのか。勉強になるなぁ、孤独のグルメ。
今夏はこの紅生姜ピータン豆腐で乗り切りたいと思う。
皮蛋豆腐の甘めのタレ
皮蛋豆腐の盛りつけ考察 - mogu mogu MOGGY
濃口醤油 大さじ1 きび砂糖 小さじ2 黒酢 大さじ1/2 紹興酒 小さじ1 胡麻油 小さじ1/2
