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時速1kmの思考

不本意なマン腸のトリッパ

マンボウ, マンボウの腸
マン腸のトリッパ

マンボウの腸に再会したら、試してみたい料理があった。
トリッパだ。ハチノスをトマトベースで煮込んだこのイタリア料理は、時間がかかるものの簡単で酒にも合うゆえ気に入りの惣菜のひとつだが、ハチノスを手に入れるのが一番の難関であったりする。案の定、熱海ではいまだお見かけしていない。
konpeito.hatenablog.jp

ところがマンボウの腸(以下マン腸)とはあっさり再会を果たし、先日は3パック、計500g求めた。
よくあらって、香味野菜とともに2時間は煮込む。

結果からいえば、まずくはないが、特別うまくもなく、「ボタンを掛け違えたトリッパ」という印象だった。
魚介由来の香りはなんだかツナっぽい雰囲気もあり濃厚さが足りない。ゆえに食べ応え的にも物足りず、柔らかく煮えたが、とろけるような食感でもない。
そもそもまったく違う料理が出来上がった。そんな感じだ。

マン腸はあの歯ごたえがあってこその食材なんだと確信する。トマトソースと合わせるならさっと火を通せるカタプラーナのほうが相性がよかったかもしれない。

ということで、次回のマン腸料理はさっと火を通す方向に切り替えていく予定だが、ここまで読んでくださったおそらくマンボウ好きに違いない稀人には申し訳ないので、レシピも残しておく。

マン腸のトリッパ

マンボウ, 腸
マンボウの腸のトリッパ

材料

マンボウの腸 500g
レモン 1/4個・皮ごと 下ゆで用
ローリエ 2枚 1枚は下ゆで用、もう一枚は煮込み用
タマネギ 1/2個 みじん切り
セロリ 1/2本 みじん切り
人参(ミニサイズ) 1本 みじん切り
ニンニク 1片 みじん切り
白ワイン 100cc
トマトソースorホールトマト 200cc トマトソースのつくりかた
塩・胡椒 適量
オリーブオイル 大さじ3
ローズマリー(フレッシュ)と乾燥オレガノ 少々

つくりかた

マンボウの腸を下ごしらえする
  1. マンボウの腸(以下マン腸)は、一握りの塩と片栗粉を揉み込む。泡が立ってにちゃにちゃしてきたら、水できれいに洗い流す。
  2. 鍋に水、レモン、ローリエを一枚加え沸騰させ、マン腸をゆでる。アクができったら洗い流し、ザルにとっておく。水気がとれたら細切りにする。
  3. 鍋にオリーブオイルを加え、香味野菜を弱火でしっかり炒める。
  4. マン腸、ローリエローズマリーオレガノも加え、しっかり炒める。
  5. 白ワインを加え、煮立たせる。
  6. トマトソースも加え、マン腸がひたひたになるほどに水を加えて、ふたをして弱火で煮る。
    2時間ほど煮込むが、水気が足りなくなればその都度加える。
  7. 塩・胡椒で味を調える。