mogu mogu MOGGY

mogu mogu MOGGY

時速1kmの思考

クロアチア風アンコウのスープ【熱海バージョン】

熱海の老舗、村越魚店で求めたアンコウ500円。店主いわく、最近とれなくなってきているそうだ。
無茶苦茶キレイな白い身で、肝もたっぷり。どう調理したってうまそうだが、悩んだ末に、本日はクロアチア風のスープ仕立てに。目指せ熱海名物!

つくりかたは以前に紹介したクロアチア風スープと変わらないが、アンコウはぬめりと独特の臭いがあるので、下処理は念入りにしたほうがいい。
konpeito.hatenablog.jp

このスープの肝は、大量のニンニク、大量のショウガ、大量のレモングラスだ。レモングラスはどうにかして生を仕入れてもらいたい!

スープが残ったら明日はリゾット? ドリア?  と夢は膨らむばかり。
いい買い物だった。

村越魚店

熱海, 村越魚店
糸川沿いの新柳橋の角にある村越魚店

住所:静岡県熱海市中央町7−4
営業時間:9:30~19:00 日曜定休
鮮魚、刺身、寿司のほか、揚げ物などの惣菜もある。事前に頼んでおけば、刺身の盛り合わせにも対応してくれるそうだ。

熱海, 村越魚店, サギ, 鷺
毎日、常連客で賑わっている村越魚店。

クロアチア風アンコウのスープ


材料

アンコウ たっぷり
ジャガイモ 2個~ 今回は小ぶりの新ジャガを使ったので、6個ほど、皮付きで投入
長ネギ 1/2本 青い部分もいれて問題ない
タマネギ 1/2個 薄切り
ショウガ 親指ほど 薄切り
ニンニク 2片 薄切り
レモングラス(生) 3本 茎の分を使用。包丁叩いたり切れ目を入れて香りを出やすくしておく
ベイリーフ 1枚
サフラン ひとつまみ 少量の水で色出ししておく
イタリアンパセリ 適量
塩・胡椒 適量
白ワイン 60cc

つくりかた

アンコウの下ごしらえ

今回はすでに切り分けられたアンコウを使っている。

  • アンコウに塩を一握りほどまぶし、ザルにあげて15分ほどおく。
  • あん肝は、血管がついている場合は包丁で切れ目をいれ、指でそっと、潰さないように絞り出す。塩と酒につけておく。
  • 大鍋に湯を沸かす。アンコウは水洗いする。
  • アンコウの身を熱湯で霜降りする。湯の温度が下がらないように、2~3切れずつ湯に通して、身の周りがうっすら白くなったら、冷水に落とす。
スープ
  1. オリーブオイルで長ネギとタマネギを焦がさないようしっかり炒める。
  2. ニンニクの加えてさらに炒め、香りが出たら白ワインを加えてアルコール分を飛ばす。
  3. 水を加えて沸騰させる(今回は1リットル)。
  4. アンコウの骨がある部位、ショウガを加えて煮立たせる。アクは適宜とる。
  5. ベイリーフレモングラス、ジャガイモを加えて弱火で煮る。
  6. 弱火で20分ほど煮込んだら塩胡椒で味を整え、アンコウの身、さっと洗った肝、サフランを加える。
  7. アンコウの身に火が通ったらできあがり。好みでイタリアンパセリを散らす。

スープが残ったら
焼き雑炊はどうでしょう?


冷蔵庫にいれておいたスープはコラーゲンでぷるんぷるん。これを飲み干さない手はない。
洒落っ気を出してリゾットにしたいところだが、冷凍ごはんが余っているのでこちらを使ってしまいたい。ということで、焼き雑炊はいかがでしょう?

ざっと洗った冷やごはんを煮立たせたスープに投入。スープをたっぷり吸わせたら耐熱容器に移し、とろけるチーズをのっけて250度のオーブンで5分ほど焼いたらできあがり。ブランチに最適解。