季節の野菜を豚バラで巻くだけの手軽飯。野菜を変えればバラエティは無限なので、年中食卓に登場することになる。蒸し料理だから火加減も気にしなくていいし、なによりさっぱりしているから老若男女におすすめできる。葉物ならセリやアシタバ、菜の花、春菊といったクセのある野菜が好きだが、この季節に気に入っているのがカリフラワーとキノコだ。
カリフラワーといえば、十数年前は茹でてマヨネーズをかけるくらいの味気ない野菜代表だったんだが、ここにきてカリフラワー熱が再燃している。
シンプルな料理ゆえ、豚肉は脂の旨みが感じられる少しだけ上等なものを使いたい。この料理にはピノノワールを合わせるのが定番なんだが、冷酒も捨てがたいんだよな。
つくりかた
- 沸騰した湯1リットルに小さじ2の塩を入れ、カリフラワーを1分ほど、固めに茹でる(柔らかい食感が好きなひとは2分くらい)。酢を入れると白く仕上がるが、なくてもいい。茹で上がったら、うちわであおいで冷ます。
- 豚バラ肉に酒、塩をまぶし、10分ほど置いたのち、片面に胡椒をまぶす。胡椒をふった側を内側にして、カリフラワーとキノコをそれぞれ巻く。巻き終わりはおむすびよろしく両手でぎゅっと握ると継ぎ目もしっかりくっつく。
- セイロに並べて強火で3〜5分蒸す。
- ポン酢やニンニク醤油、スダチをさっとかけてもいいし、ピリ辛ラー油で中華風にもなる。