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時速1kmの思考

大分県産かぼっコリーでつくる山形の郷土料理「だし」

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Oisix(オイシックス)という有機野菜の宅配業者のお試しセットのなかに、「かぼっコリー」という野菜が入っていた。
ブロッコリーとのかけ合わせかと思っていたんだが、生で食べられる、大人の握り拳大の小さなカボチャだ。皮も薄く、サクッと包丁がはいり、その食感はまったく熟れていない柿のようだ。カボチャ独特の臭いも少なく、カリカリと歯触りが軽やかで果物のようにみずみずしい。

こりゃ生で食べるしかない。山形名物の「だし」なんかどうだろう。だしはキュウリ、がごめ昆布(納豆昆布)、ナス、ミョウガなど夏の野菜をふんだんに入れた山形の郷土料理である。

今回はキュウリの代わりにかぼっコリーを使いたい。一応使った材料は記しておいたけど、材料はなんでも、分量も適当で大丈夫。すべての野菜を調子よく刻んで、昆布といっしょに味見をしながら酢や醤油を加えていけばいい。味を濃いめにすれば漬物、薄めにすればサラダにもなる、うまみたっぷりの万能な野菜料理だ。

材料

かぼっコリー 1/4個 角切り
長ナス 1本 角切り
ミョウガ 1本 みじん切り
紫蘇 5枚 みじん切り
ショウガ 適量 千切り
がごめ昆布(納豆昆布) 細切りのものを三本指でひとつかみ  
小さじ1〜
出汁醤油 大さじ3〜 ※出汁に砂糖、醤油、みりんを適当に混ぜてもいいし、めんつゆでもいい

つくりかた

  1. 大きさをそろえて、すべての野菜を切る。ナスは塩水にしばらくつけて灰汁を抜き、手の平で水気をぎゅっと絞る。
  2. ボウルに刻んだ野菜、昆布、調味料を入れてよく混ぜる。
  3. 落としラップをして冷蔵庫で味を馴染ませる。

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多めにつくったので、初日は冷や奴にかける。柔らかい絹豆腐とかぼっコリーの歯ごたえが軽妙だ。
すっかり馴染んだ次の日にはご飯にかけた。お茶漬けにしてもうまそうだ。

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