Oisix(オイシックス)という有機野菜の宅配業者のお試しセットのなかに、「かぼっコリー」という野菜が入っていた。
ブロッコリーとのかけ合わせかと思っていたんだが、生で食べられる、大人の握り拳大の小さなカボチャだ。皮も薄く、サクッと包丁がはいり、その食感はまったく熟れていない柿のようだ。カボチャ独特の臭いも少なく、カリカリと歯触りが軽やかで果物のようにみずみずしい。
こりゃ生で食べるしかない。山形名物の「だし」なんかどうだろう。だしはキュウリ、がごめ昆布(納豆昆布)、ナス、ミョウガなど夏の野菜をふんだんに入れた山形の郷土料理である。
今回はキュウリの代わりにかぼっコリーを使いたい。一応使った材料は記しておいたけど、材料はなんでも、分量も適当で大丈夫。すべての野菜を調子よく刻んで、昆布といっしょに味見をしながら酢や醤油を加えていけばいい。味を濃いめにすれば漬物、薄めにすればサラダにもなる、うまみたっぷりの万能な野菜料理だ。
材料
かぼっコリー | 1/4個 | 角切り |
長ナス | 1本 | 角切り |
ミョウガ | 1本 | みじん切り |
紫蘇 | 5枚 | みじん切り |
ショウガ | 適量 | 千切り |
がごめ昆布(納豆昆布) | 細切りのものを三本指でひとつかみ | |
酢 | 小さじ1〜 | |
出汁醤油 | 大さじ3〜 | ※出汁に砂糖、醤油、みりんを適当に混ぜてもいいし、めんつゆでもいい |