mogu mogu MOGGY

mogu mogu MOGGY

時速1kmの思考

魚貝

弱火でふっくらパリッと鯛のソテー

大きくて重たい極厚のアルミフライパンでつくると美味いのが魚のソテーだ。水分を高温で蒸発させることで魚がふっくらと蒸し上がるようだ。ちょうどきれいな鯛の切り身が手に入ったので披露してみたところ、魚好きの友人から「レシピを教えて」と連絡があっ…

ココナッツ香る海老と九条ネギの水餃子

恒例のボジョレーの会が無事に終了。今年からボジョレー禁止となる異例の事態で、もはやボジョレーの会でもなんでもなくただの飲み会。今年のボジョレーは出来がよいと聞いてはいるが、どうなんだろう?ボジョレーの会にはいつも、肉が苦手な珍客がひとりや…

秋の戻り鰹とピーナッツのサラダ

秋に獲れる鰹は「戻り鰹」と呼ばれ、脂ののりがよく美味しいと人気が高い。 血合いの部分に独特の生臭みがあるが、それを消すためにショウガやニンニク、ネギなど薬味をたっぷりのせて味わうのがカツオという魚である。ただどんなに「旬モノだ!」「うまい!…

夏の旬魚、タカベを蒸す

天気のすっきりしない八月のある日、見慣れない魚と出会った。手の平から顔と尾がはみ出すくらいの小さなヤツで、ぽってりした体には黄色い線がはいっている。そのつぶらな瞳に思わず敬称をつけたくなってしまう、その名も「タカベ(鰖)」さん。『日本食材…

夏の宴会の鉄板、アサリの醤油漬け

2017年は赤潮やら貝毒が蔓延したらしく、各地でアサリの不漁が続いている。浜名湖では二年連続で潮干狩りが中止になったし、自粛している地域もあるという。いつか潮干狩りができなくなる日が来るとすれば、正直ディズニーランドが倒産するよりもそのインパ…

魚の皮をきれいに残したままアクアパッツァをつくるには?

アルミパンでアクアパッツァをつくる 2017年のGWはアクアパッツァ三昧だった。というのも、知り合いが中尾アルミのフライパンを貸してくれたからだ。直径30cm、極厚のつくりなため、アルミパンといってもまったく軽くないが、その質実剛健な姿にほれぼれする…

魚介料理の重鎮ジャスパー・ホワイトのカタプラーナ

カタプラーナは、鍋に好きな食材を入れて蒸しさえすれば、誰でも立派な一品をつくることができる。つまりは蒸す寄せ鍋だ。だから十人十色、つくる人だけレシピあるといっても過言ではない。なかでも美味そうだったのが、ジャスパー・ホワイト(Jasper White…

幻の珍魚、ギンポ(銀宝)が想定以上に美味かった!

この魚を知っている人は、釣り師か、さかなクンもびっくりの博識に違いない。 鰻のようだがなんだか短小、皮は鰈のような色をしている。どこに目があるかもわからないその面は、未確認生物のようだ。偶然に網にかかった深海魚なのか、魚屋のアニキを尋問して…

海老の塩焼き

お目当ての大正海老は見つからず、通年手に入るアルゼンチン海老に落ち着いた。 生食用とあるが、この海老は生では食べられたものではない。軽く火を通したほうが、断然うまい。 有頭海老としては、そのコストパフォーマンス、味、見栄えを考えると、優秀だ…

ホッキ貝と九条ねぎのぬた

「今日はこのホッキ貝でしょ」 手の平ほどもある貝を自慢げに見せる魚屋のおじさん。北では、ホッキ飯にするという。はまぐり、アサリ、青柳。春分は二枚貝の季節だ。九条ねぎも手に入ったから「ぬた」にしよう。 ぬたは母の十八番である。 何度かつくりかた…