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時速1kmの思考

飲むサラダ、スペインのガスパチョでのりきる猛暑

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記録的猛暑。
飯を作るのも、口に運ぶのもめんどくさい熱帯夜がこれでもかとやってくる。
そろそろ噛むという行為すらウンザリしてきた。それでも体は毎日、野菜をほしがっている。

だからガスパチョを作ることにした。ご存知スペインが世界に誇る冷製スープだが、材料からして飲むサラダともいえなくはない。なにより噛まなくていい!
体の火照りをとってくれるし、食欲も増進。灼熱のアンダルシア生まれとあって、まさに猛暑のためのスープである。とはいえ今年に関しては日本の方が灼熱のようだが。

ところでガスパチョの定義をご存知だろうか? 私はトマトとキュウリが入っていればガスパチョになると思っていたんだが、どうやらそれは間違っていたらしい。

スペインのマラガには白いガスパチョ(Gazpacho Blanco)があり、その中身はニンニク、パン、アーモンド、それに緑のぶどうがトッピングされる。赤ガスパチョにも白ガスパチョにも共通する食材はニンニク、パン、ビネガー。つまりこの3つさえ入って入れば、他の野菜はなんだっていいということになる。実際、スイカやストロベリーのガスパチョなんて洒落たのも見かけるが、今回は一般的な赤いガスパチョを作りたい。

すべての野菜をミキサーにかけるだけだから、作り方にコツなんてないけれど、ひとつあげるとしたらトマトの選び方ぐらいなもんだろう。

日本でもかなりの種類が流通していて、味は千差万別。酸味が強かったり弱かったり、水分量が多かったり少なかったり、こればかりは食べてみなきゃわからない。

そこでトマトの種類を組み合わせるのをオススメしたい。味に奥行きも出る。味が安定している市販のトマトジュースと生トマトの組み合わせもありだろう。

飲むサラダ、ガスパチョのつくりかた

材料

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トマト 2個 皮と種をとって粗みじん
ミニトマト 4個 トマトの1割の分量。皮と種をとって粗みじん
キュウリ 1/3本 種をとって粗みじん
赤ピーマン 1/2個 種をとって粗みじん
ニンニク 1/2片 芯をとって粗みじん
パン粉 大さじ1〜2 固形のパンなら白い部分
塩・胡椒 適量
白ワインビネガー 小さじ2〜3  
オリーブオイル 大さじ1+α  

つくりかた

野菜を刻む

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トマトは湯むきをしておく。
トマトのお尻に十字に切れ目を入れて、熱湯にさっと入れて氷水で冷やすと、皮がぺろりとむける。ヘタを上にして横半分に切り、種をとったら粗みじんに切る。ミニトマトも同様。
その他の野菜も種をとって粗みじんに刻んでおく。

野菜をミキサーにかける

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トマトに塩を二つまみほど馴染ませてミキサーにかけ、滑らかになったら他の野菜もミキサーにかける。もしミキサーが回らなかったら、少量の水を加える。

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ここでビネガー、オリーブオイルも加えて混ぜる。酸味がきつくなりすぎると食べづらいので、ここは少量ずつ加えていくのがいい。

パン粉をいれてミキサーにかけて、とろみを出す。こちらも様子をみながら、少量ずついれるといい。固形のパンを使うならあらかじめ水でふやかしておく。なめらかになったら冷蔵庫でよく冷やす。

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器によそったら、分量外のオリーブオイルを一回しして出来上がり。