" "

mogu mogu MOGGY

時速1kmの思考

鰤のカマは揚げてさっぱり「ぶりかま酢」

https://66.media.tumblr.com/af861971444035ecd52c9c4214e800b3/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo7_1280.jpg

鰤のカマの調理法といえば「焼く」「煮る」くらいしか思いつかなかったし、実際それが定番だろう。
だから、鰤のカマを揚げて、酸味の利いたタレにつけこむ「ぶりかま酢」という料理を板長がつくってくれたときはとても新鮮で、すっかりはまってしまった。

カマの脂×揚げ油。一見、胃もたれしそうな取り合わせなんだが、タレにつけると、それこそタレをすべて飲み干せるほどいい塩梅になるのだ。これこそ料理人の妙技である。

つくりかたはとても簡単だが、ポイントが2つある。
ひとつは、必ず天然のブリのカマを使うこと。たとえばヒラマサのカマでつくると、不思議なことにタレの酸味が立ちすぎてしまう。つまりカマに脂がのっていないと酢を弾かず、タレに負けてしまうのだ。
ちなみにこのタレは、焼餃子にも合うことがわかり、一堂驚いた。

ふたつめは、カマを醤油洗いすること。カマに適量の醤油をかけることで、魚介の生臭みを取りつつ、下味もつけることができる。

とにかく日本酒との相性が抜群で、幸せな気分になる料理だ。

ぶりかま酢

https://66.media.tumblr.com/0ea50368ae90469c5085aa10282d6d24/tumblr_pfnbswDvh91tvgyjgo2_1280.jpg

材料

鰤カマ 適量
濃口醤油 適量
片栗粉 適量
出汁 180cc 昆布とカツオの合わせ出汁
 穀物 60cc
 みりん 少々 隠しみりん
 薄口醤油 少々
 ネギ 適量 小口切り
 七味 少々

つくりかた

1. 鰤カマは鱗をすき引きする。

https://66.media.tumblr.com/456e7131b837002f1a27084ca8499b19/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo1_1280.jpg

包丁での「すき引き」が難しければ、ピーラーや金たわしを使うのも手かもしれない。とにかく、しっかり鱗がとれればいい。

2. ブリカマを一口大に切る

https://66.media.tumblr.com/1be14ec3ce33d929dff05d169fdec78d/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo3_1280.jpg

3. 醤油洗いをする

https://66.media.tumblr.com/e43238a25615600a54c0366e6cb76896/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo4_1280.jpg

ブリカマに濃口醤油をまぶして、手で全体をまぜておく。

4. タレをつくる。

https://66.media.tumblr.com/b27e3678f0b716218179e5899694df1d/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo2_1280.jpg

出汁〜七味までを合わせる。火は通さないので、これを「生あわせ」と呼ぶ。
出汁と穀物酢の割合は3:1。カマの分量が多ければこの割合で増やしてほしい。

5. 揚げる

https://66.media.tumblr.com/bcea6619cb9c6baf80d427a63bdabab1/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo5_1280.jpg

ブリカマに片栗粉をまぶして、しっかりと揚げる。






岩鋳製南部鉄器 揚鍋16【揚げ鍋】

●外寸:底径:140 ●内寸:φ160 深さ:75 ●本体重量:1.4kg ●容量:1.1L ●材質:鉄 木 ●電磁調理器対応:200V

6. タレにつける。

https://66.media.tumblr.com/3ac16db099d48451649eb457eefa3dab/tumblr_pj93hbpzWN1tvgyjgo6_1280.jpg
熱々のブリカマをタレにつけたら出来上がり。