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時速1kmの思考

カレー粉でつくるカレーうどん

カレーライスとカレーうどん。あなたはどちらが好きですか? と問われれば、自分は断然カレーうどん派である。
かねてよりカレーうどんの立ち位置には疑問を抱いていた。

我が家でのカレーうどんとは、カレーライスの翌日、もしくは翌々日にありつける、残り物のアレンジ的な食べ物だった。
カレーは、まず米とともに食すことを是とする。それが昭和の家庭のスタンダードだったと思う。
家族がカレーライスとしてルーを食べてきってしまえば、そもそもカレーうどんにはありつけない。なんと運まかせな食べ物なのだろう。

カレーうどんはカレーライスがあってこその食べ物で、そこには主従関係のようなものが存在している気すらする。
カレーうどんはこのままカレーライスの副産物として甘んじてよいものか?

否。
カレーライスを経由せずにすぐにでもカレーうどんを食べたい時はしょっちゅうある。リモートワークになった今、その頻度と欲求は増しに増して、もう溢れそうだった。
そしてついに溢れたある日から、カレー粉でカレーうどんを試作する日々が始まった。

カレー粉はSBの赤缶とGABANの純カレーの両方を試してみたが、赤缶のほうがシンプルであっさりした味わい。GABANはややターメリック色が強くでて、複雑なインドっぽい香りがする。好みで使い分けるのもいいだろう。

S&B カレー缶 37g GABAN 純カレーパウダー 220グラム (x 1)

野菜は冷蔵庫にあるものを使えばいいが、キクイモはかなり相性がいいのでかなりオススメだ。
なお、去年はタマネギが高騰していたので、長ネギをメインに使用してみたが、これが和風出汁と合うので試してみてほしい。もちろんタマネギでも問題はない。

残ったカレーでカレーうどんをつくるのは卒業だ。カレーうどんに幸あれ。

カレー粉でつくるカレーうどん

材料(2人分)

冷凍うどん 2玉 カトキチ讃岐うどんを使用
鶏モモ肉 150g 一口大に切って、塩ひとつまみで下味
長ネギ 1本 転がしながら斜めに薄切り
ショウガ 親指の爪ほど すりおろす
ニンニク 1片 すりおろす
ケチャップ 大さじ1
カレー粉 大さじ2
カイエンペッパー 小さじ1/2 お好みで
野菜 大根3cm、ニンジン少々 一口サイズで薄切り。好きな野菜を
水もしくは出汁 600cc
鎌田の出汁醤油 75cc〜 ※ 出汁でつくる場合は別途記載
水溶き片栗粉 大さじ2〜 水と片栗粉を1:1で溶いたもの
トッピング ゆで玉子1個、ネギ

出汁でつくる場合は、出汁:濃口+薄口醤油:みりんを10:1:0.5で合わせる。

出汁 濃口+薄口醤油 みりん
600cc 60cc 30cc

つくりかた

  1. 鍋に油を少々加え、長ネギを軽く焦げ目がつくまで炒める。
  2. 鶏肉とショウガもしっかり炒める。
  3. 弱火にして、ケチャップとカレー粉、カイエンペッパーを加えてよく混ぜる。
  4. 水を加えて煮立たせ、灰汁をとる。出汁醤油を使わない場合はここでみりんを投入。
  5. 野菜を加えて柔らかく煮えたら、出汁醤油(前工程でみりんを加えた場合は醤油)で味を調える。
  6. 火を弱めて、水溶き片栗粉を糸を垂らすごとく少しずつ加えてよく混ぜ、再沸騰させてとろみをつける。
  7. うどんを湯がいて(もしくはレンチン)丼に盛り、カレー汁をかける。
  8. トッピングをのせる。