熱海に移住するさいに台所の設備を一新した。
ガスコンロはノーリツの+Doに即決だった。というか、五徳つきのコンロはノーリツとリンナイしか販売しておらず、選択肢が限られていたのだ。五徳は鍋の仮置きもできるから便利なんだが、その思考自体が時代にそぐわないんだろうか。
ガスオーブンをどうしようか悩んでいたところ、ガスコンロとビルトインのガスオーブンは同じメーカーでなくてはならないという暗黙の制約があると工務店にいい渡され、必然的にNDR320EKに落ち着いた。電子レンジもついているので省スペースなところはいいが、最高温度が250度まではやや心許ない。
温度管理などいまだ試行錯誤だが、案ずるより焼くが易しだ。
残暑吉日、湯河原にあるFinds Food Marketにて、丸鶏を発見。1kgほどの小ぶりサイズなので、2人だとちょうどいい。速攻で連れ帰る。
ここはやはり、男は黙ってローストチキンだろう。
移住前に仮住まいをしていたマンションにはオーブンがなかったため、実に二年以上ぶりのローストチキンだ。リハビリだと思って、気楽に取り組むことにした。
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リハビリのローストチキン
材料
丸鶏 | 1羽(1kg弱) | |
ブライン液 | ||
水 | 400cc | |
塩 | 小さじ4 | |
砂糖 | 小さじ4 | |
香草とスパイス | ニンニク、ニンニクの皮、イタリアンパセリ、レモンのヘタ、ショウガの皮、クラチャイ(タイのショウガの一種) | |
バターもしくはオリーブオイル | 適量 |
つくりかた
1日目:ブライン液につけこむ
まずはブライン液に鶏肉をつけこむ。(ブライン液の詳細はこちらを参照)
沸騰させた水に調味料とハーブを加え、10分ほど煮出し、冷ます。
煮出しているうちに水が減った分は、適宜加える。
丸鶏はよく洗って、毛など生えていたらむしり取る。
ビニール袋に鶏肉を入れ、常温のブライン液を流し込み、一日冷蔵庫で休ませる。
2日目:焼く
翌日、鶏肉はさっと洗って、キッチンペーパーで腹の中までよくよくふき、常温になるまで放置。
鶏肉の腹にレモンを丸ごと突っ込んで天板にセット。100度のオーブンで10分ほど焼く。これは焼くというより、皮を乾かす作業だと思ってほしい。
10分たったら一度取り出し、溶かしたバター、もしくはオリーブオイルを刷毛で塗ってやる。
オーブンは170度に設定しなおす。
20分ずつ、2回に分けて、計40分焼いた。
途中で鶏肉を取り出して、油を塗りなおしてやる。
2回目に油を塗ったら、オーブンは250度まで上げて、鶏皮に色がつくまで焼く。だいたい10~15分くらいだろうか。
焼けたら10分ほど落ち着かせないと、切ったときに肉汁が飛び出すので要注意。
ローストチキンを取り分けるのは家人の担当なんだが、久しぶりすぎて手つきが心許ない。思わず口と手が出そうになるが、これもまたリハビリなのである。
付け合わせは栗カボチャのロースト。大きめに切ったカボチャをガスコンロ+Doに付属しているダッチオーブンにぎゅうぎゅうに詰め、バターをたっぷりのせて180度で1時間焼いた。