2017年は赤潮やら貝毒が蔓延したらしく、各地でアサリの不漁が続いている。浜名湖では二年連続で潮干狩りが中止になったし、自粛している地域もあるという。
いつか潮干狩りができなくなる日が来るとすれば、正直ディズニーランドが倒産するよりもそのインパクトはデカイ。
潮干狩りは、大人になっても、いや大人になったからこそ心底ありがたみを感じるエンターテインメントなのだ。
酒蒸し、ボンゴレ、すまし汁、スンドゥブ、炊き込み飯、佃煮、クラムチャウダー、バター炒め……晩酌のことを考えると熊手を握る手にも力が入る。腰痛も忘れて掘りつづけてしまう大人の本気砂いじりはすさまじい。
なかでも酒飲みに好評なのが醤油漬けだ。台湾のシジミの醤油漬け、鹹蜆仔(キアムラーアーって読むんだね)の半生ぷりぷり食感を目指す。作り置きできるし日持ちもするし、冷たくて爽快、夏の宴会の前菜にはうってつけの一品なのだ。
アサリの醤油漬け
材料
アサリ |
2パック(約600g) |
砂抜きしてよく洗っておく |
醤油ダレ |
|
|
水 |
180cc |
|
紹興酒 |
大さじ2 |
|
グラニュー糖 |
小さじ5 |
|
醤油 |
60cc |
|
酢 |
小さじ1〜2 |
|
唐辛子 |
2〜3本 |
|
ニンニク |
2片 |
薄切り |
生姜 |
薄切り数枚 |
|
レモン |
薄切り数枚 |
皮ごといれる。香りのよい柑橘ならなんでも |
つくりかた
つけダレの材料を小鍋にいれて一煮立ちさせて、粗熱がとれたら酢〜レモンをいれて冷蔵庫で冷やす。
平たい大きな鍋に、アサリがかぶるくらいの水を入れて、弱火にかける。
アサリの口が2〜3ミリ開いた順に、タレに漬けていく。パカッと開いてしまうと火が通り過ぎるので、めんどくさいがここは1つずつ様子をみてやる。食べづらい場合は、このときに手で貝を開いてやるといい。
冷蔵庫で半日〜1日休ませる。タレは少なめにつくっているので、ときどき上下をひっくり返してやると味が染みる。
moggyもへっぴり腰で潮干狩り。