
さば缶初心者の私が、伊藤食品の「美味しい鯖水煮」の次に手を出したのが、やまめのさば水煮。銀座の百貨店でひときわ目立っていた商品だ。

缶切りが必要なタイプの缶詰は久々かもしれない。

原材料は鯖と塩のみだが、オイル漬けかと思うほど脂がたっぷりと染みだしている。肉厚な鯖が三切れ、ぎゅうぎゅうに詰まっていた。

伊藤食品のさば缶と比べると塩味がマイルドで非常に上品な味付け。もちろん臭みもまったくない。普通にショウガと醤油だけでも絶対にうまいやつだ。調味料のちょい足しで色んな料理にアレンジできそうなさば缶だ。
今回はスペインのアンダルシア地方が発祥といわれるピピラーナ(Pipirrana)にさば缶を合わせていく。ピピラーナはトマトやピーマンなど、細かく切った夏野菜をドレッシングで和えた郷土料理だ。
さば缶のピピラーナ
材料
さば缶の水煮 |
2切れ |
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ミニトマト |
16個 |
種をとってから粗みじん |
ピーマン |
トマトの半量 |
粗みじんして水にさらす |
紫タマネギ |
ミニトマトの1/4 |
粗みじん |
ニンニク |
1片 |
すりおろし |
塩・胡椒 |
適量 |
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オリーブオイル |
適量 |
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白ワインビネガー |
小さじ2〜 |
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シークワーサー |
1個 |
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つくりかた
① 野菜を刻む

② 味付け

ボウルに野菜を入れて、塩、胡椒、白ワインビネガーで味付けする。鯖の塩気がはいるので、塩は控え目に。オリーブオイルを加えてまとめていくが、今回はかなり脂ののった鯖だったので一回しにとどめる。
さばを一切れほぐして加え、混ぜたら冷やして味を馴染ませる。
③ 仕上げ

②がよく冷えたら最終的に味を調整し、皿に盛る。もう一切れの鯖をのせて、シークワーサーのスライスをのせ、残りは鯖に絞りかける。
ピピラーナは焼いた鯖に付け合わせても絶品。
