
マックスバリュの熱海咲見町店で、毎週木曜日に地場野菜が並ぶのを楽しみにしている。珍しい野菜を見つけたときなど後先考えずに飛びつくのが常だが、過日の目玉はスティッキオという野菜だった。イタリアのフィノッキオ(英語だとフェンネルだ)に似ているなぁと手にとったが、どうやら日本で品種改良されたミニ・フェンネルということだ。
まずは生で食うべきだろう。
笹切りにしてマコーミックのフレンチドレッシングで和える。レシピは以上だ。
昔は京都産しか手に入らなかったが、今日は真鶴産の朝どれシイラが手に入ったので、これをムニエルにしてスティッキオとはいかなる野菜か、試してみる。
シイラのムニエル

- シイラの切り身に塩、胡椒で下味をつける。
- 薄力粉をまんべんなくはたき、余分な粉ははたく。
- オリーブオイル大さじ1でシイラを皮目から弱火でじっくり焼く。(今回は皮なしでした)。
- 片面がいい色に焼けたら裏返し、余計な油を拭き取ったら、たっぷりバターを加え、スプーンで溶けたバターをかけながら加熱していく。いつもはバターを加えるタイミングで、ハーブを加えることがままあるが、今回はスティッキオの香りが強いので省く。フライパンに残ったバターはそのまま魚にかけてソースとした。
我が家の似非イタリア人が「ボーノ!」のひと言。スティッキオとバターソースの調和がすばらしい。
独特の甘いような香りと爽快感が強い野菜だったので、一口囓ったときは全部食べきれないないかと思っていたが、ちょっと焦げて茶色くなったバターソースをたっぷりシイラに絡ませ口に入れ、すぐさまスティッキオを頬張ると、こってりバターはカロリーゼロになったかのように胃の中に消えていく。ちょっと怖い野菜だ。単調なムニエルが一気に南欧の風ふく洒落た一品になったのも嬉しい。
調べてみれば、フェンネルは古代ギリシャの時代から常用されており、胃腸を調える作用があるという。そういえばと、食卓に常備している太田胃散の成分を確認してみると、こちらも「ウイキョウ(フェンネル)」が含有されているではないか。知らず知らずのうちに、薬を喰っていたのか。そりゃバターも存在感が小さくなるわけだ。
もう一度食べたいと翌週も同じ店へ出向いたが、願い叶わず。毎度ほしい必須野菜というわけではないが、季節ものと捉えれてもっと出回ってもいい野菜だと思うんだが・・・・・・。