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時速1kmの思考

温ひや麦

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初の在宅勤務がから4週目。ようやく昼飯をそれなりにつくることにも、食べることにも慣れてきた。
昨日はラーメン、一昨日は蕎麦、その前はうどん、パスタ・・・と麺類の登場がやたらと多い。

今日はなんの麺にしようかと棚をあさってみると、冷や麦がひと束だけ残っていた。おそらく去年の秋に食べたまま季節が巡り、忘れてしまったんだろう。それにしても冷や麦というネーミングは不可解だ。そんな書き方をしたら、冷たくして食べなければ悪のようではないか。

同じく夏の定番である素麺に温かい汁をかければ「にゅうめん」という列記とした名前があるというのに、冷麦にはそれがない。私が知らないだけだろうか? とにかく冷麦は名前のせいで季節性という足枷をはめられてなんだか損をしている気がする。

実家では素麺のほうがメジャーだったけど、私は食べ応えの満足度という点で冷や麦のほうが好きだ。しかも素麺よりカロリーが低いのもポイントが高い。

いつも揖保乃糸の冷麦一択だがそれには理由がある。あれには赤と緑の色がついた麺が数本入っていて、この彩色麺が自分の碗に入ると運気が巡ってきたような多幸感が味わえるからだ。
実はこの彩色麺、もともとは製造するときに素麺との混同を防ぐためだったらしく、いまでは単色の冷麦のほうが当たり前なんだとか。なんともバブリーな香りがする彩色麺、揖保乃糸には是非、この風習を残してもらいたいものだ。

すっかり春めいてきたけれど、冷たい冷麦にはちと時期尚早。温かい冷麦にしよう。
この場合、やはり温冷麦となるんだろうか? 日本語としては気色悪いので、なにか気の利いた名前はないだろうかと悩む。せめて「温ひやむぎ」くらいにしておくか。

トッピングは梅干しと作りおきの鶏ハム、彩に小ネギを添えた。梅干しの酸味がまだ眠気が残る体をシャキッと整えてくれる。
ポイントは、冷や麦と梅干しは塩分が強いので、スープはごくごく飲めるくらいの薄味にすることだ。






手延冷麦 揖保乃糸 400g×5個

内容量:1パック400g(二束)
太さ:1.30〜1.70mm
長さ:24cm

温ひやむぎ【梅干しと鶏ハム】

材料

冷や麦 200g(一束)
梅干し 1個
鶏ハム 好きなだけ 鶏胸肉を使っている
ネギ 適量
出汁 800cc 昆布と鰹節の合わせ出汁
みりん 少々
薄口醤油 少々
小さじ1〜

つくりかた

鶏ハムをつくる。

https://66.media.tumblr.com/6b3294de06e0572d20a4e43840c589ee/ccc26ff2a3c6b7c1-15/s1280x1920/ed83a522ac12310f0ea5f96f5d6805d37c587ae2.jpg

最近はコンビニで「サラダチキン」なるものが発売されているので、こんな時だから買っておくのもいいかもしれない。我が家はチキンサラダ率が高いので、かれこれ五年以上もこの作り方でやっている。

  1. ビニール袋に鶏胸肉(250〜300g)にを入れ、水100cc、塩小さじ1、砂糖小さじ1/2を加えたブライン液を加えて、一晩冷蔵庫で寝かせる。
  2. たっぷりの湯(1リットルくらい。鶏肉がしっかり埋まる程度)に好みの香味野菜(ネギの青いところ、ショウガ、セロリの葉、レモンの皮などなんでもいい)・スパイス(胡椒、オールスパイスなど)を加えて煮立たせ、塩でスープくらいの味付けにする。
  3. 水を加えて水温を落としたら、皮を下にして胸肉を沈める。全体が白っぽくなったら、火を消して蓋をしたら30分、余熱で調理。
  4. 冷め切ったら、香味野菜を取り除き、調味液に浸けたまま冷蔵庫で3〜4日保存できる。
温ひやむぎをつくる。
  1. 出汁にみりん、薄口醤油、塩を合わせて一煮立ちさせる。吸い物くらいの味付けがちょうどいい塩梅。
  2. 冷や麦を茹でる。器も温めておく。
  3. 鶏ハムを薄切りに、ネギも切っておく。
  4. 冷や麦を器に盛ってスープを注ぎ、梅干し、鶏ハム、ネギをのっける。