毎年恒例の宮古島旅行からぶじに帰京。島に着いたときは雨模様だったが、てるてる坊主をつくった効果がでたのか、その後は天候にも恵まれ、青い海とおいしい島料理を満喫した。
さて、今年一押しの食材はドラゴンフルーツのつぼみだ。島のシェフたちも注目している宮古の珍野菜で、いまではつぼみだけを栽培する専門業者もあるという。
ところでドラゴンフルーツという名称は商品名で、本来はピタヤ(ピターヤ)と呼ばれるサボテンの一種である。その真っ赤な実に葉のような緑色の突起が特徴で、割るとみずみずしい果実が楽しめるから、フルーツとしての認識が強い。だがサボテンと言われると、たしかに野菜というカテゴリーに入るような気もする。
島では、揚げたり焼いたり茹でたり、そしてパスタにも入っていた。見た目のインパクトもあってついつい一番に手を出してしまう。
ほとんど無味無臭だが、噛むとオクラのようなぬめりがでるのが特徴だ。
特に気に入ったのが天ぷらだ。揚げると中がふっくらほくほくとして、なんともうまい。
収穫時期は6〜7月の初夏。期間が短いので見つけられたら幸運だ! 宮古島ではあたらす市場や島の駅みやこで販売している。
育ち過ぎたものよりも小さめのつぼみが軟らかくて美味しい。