魚屋で特売だったのはヨロイイタチウオ。漢字で「鎧鼬魚」と書くらしい。ちょっと変な顔だし、どんな味がするのか皆目検討もつかないが、好奇心が勝って連れ帰った。
顎ヒゲが生えていることから、関東では「ヒゲダラ」とも呼ばれるらしい。
ヨロイイタチウオを展示している竹島水族館ではこう説明している。
他では見れない
地味だけど展示は珍しい。
食べると絶品。
生きた姿はめったに見られない。
3nato.net
つまりなかなかの珍魚なのだろうか。手持ちの図鑑にも載っていなかった。
せっかくのお頭つきなので、とりあえず焼いてみることにした。
- 輪切りのジャガイモに塩とオリーブで下味をつけオーブン皿に敷き詰める。
- ヨロイイタチウオには塩をして、レモンの輪切りとタイムをのせて、オリーブオイルをふりかける。
- 230度のオーブンで10分ほど焼いてイタリアンパセリを散らす。
ヨロイイタチウオ、美味!
タラより格段うまい。「ヒゲダラ」なんて呼んでは失礼なんじゃないか? 上品な白身で、しっとりふわふわ。タラのように身割れするような食感ではなく、むしろヒラメに近いような気がする。魚独特の臭みもなし。
これは大当たりだ。
次いつ出会えるはわからないが、ヨロイイタチウオは推し魚であること間違いなし。