Facebookを眺めていたら、ある女性がフレンチトーストを紹介していた。どうやら老舗ホテルの有名なフレンチトーストらしく、すばらしく美味しいと写真にコメントが添えてあった。間違いなく、本当にうまいんだろう。
「いいね!」しようとした途端、むくむくと膨れあがるこの違和感。そもそもフレンチトーストって、食べにいくものなのか? あれは乾燥して固くなったパンをおいしく食べるために編み出された苦肉の産物じゃないのか? 考えれば考えるほどその違和感は増すばかり。
フレンチ・トーストはフランス語でパン・ペルデュ、すなわち「失われたパン」(フランス語: pain perdu)と呼ばれる。ミルクや卵に漬けることで硬くなったパン(「失われたパン」)を「生き返らせる」ものであることがその理由である(Wikipediaより)
わざわざ固くなったパンを金を出して食べるなんて、妙な世の中になったものだ。しかもそのホテルでは朝食で2300円、ティータイムは1300円でフレンチトーストを提供しているというからクラッとくる。もちろんホテルでは固くなったパンなど使っているはずもないだろうし、高級フレンチトーストを全否定するものではないが…なんなんだ、このしっくりこない感。
つまり、だ。フレンチトーストは家で食べなさい。
フレンチトーストのつくりかた
材料
玉子 | 2個 | |
牛乳 | 120cc | |
砂糖 | 大さじ2〜 | |
バニラエッセンス | 小さじ1 | |
パン | 1/3ローフ | |
バター | 20g | |
フルーツ | 適量 | |
メープルシロップか蜂蜜 | 好きなだけ | |
粉砂糖 | 好きなだけ |
つくりかた
① 卵液をつくる
玉子、牛乳、砂糖、バニラエッセンスをよく混ぜる。あればシナモンやオールスパイスあたりのスパイスをいれてもいい。
話はそれるが、この計量カップはオススメだ。60cc、100cc、200ccのセットなんだが、なかでも60ccが使える。玉子Mサイズがおよそ60cc弱。このレシピでは玉子1個に対して同量〜少し多めの牛乳を入れていることになる。
アメリカの計量カップは240cc、日本の1合は180cc、すべて60の倍数になっているから、計算しやすいのだ。
② パンを切る
固くなったキューバブレッドを使用。もちろんフランスパンだって食パンだって、なんだっていい。パンがぶ厚いほど漬け込む時間がかかる。すぐに食べるなら薄めに切ろう。
konpeito.hatenablog.jp
③ 卵液にパンを浸す
パンが重ならないように卵液につけ込む(重なった場合はちょこちょこひっくり返してやる)。一晩浸しておいてもいいくらいだ。とにかく浸しておけばいつでも誰でも食べられるという点では、すばらしく画期的なパン飯だ。
⑤ ソースをつくる
そのまま食べてもいいんだが、冷凍ベリーがあったのでソースをつくる。さっと炒めて好みで砂糖を入れる。
フレンチトーストにベリーとメープルシロップ、粉砂糖をたっぷりかけて出来上がり。
ハワイで食べたら、15ドルはするはずだ。家でも金とるか。