繊細な気遣いが光るテイクアウト専門のタイ料理
レオパレスリゾート近くの角に立つタイ料理店「タイ スムージー&グリル(Thai Somoothie & Grill)」。気にはなっていたものの、これまでいくども車で素通りしていたところ、グアムの友人いわく、
「あそこ、大人気だよ! 僕もたまに行く。昼間はけっこう混むんだよ!」という情報を聞きつけ、さらに食べたいモードが高まっておりました。
食べるところは一席のみなので、弁当(to go)スタイルが基本。まぁ、周りは芝生なのでピクニックよろしくそこで食べるのもありかもしれないけど、クソ暑いのでやめておいたほうが無難である。
グアムでの昼食は、晴れていればビーチで弁当をひろげるのが一番だ。なにより気持ちよいし、安上がり。ということで、フィッシュアイパークへ移動。
タイの麺料理の王道、パッタイ(Pad Thai)($8.00)
かなり甘めの味付け。海老がおしみなくゴロゴロはいっているのが嬉しい限り。レモンをぎゅっと搾って、爽快に食すべし。
かなりボリューミーなので、成人男子ひとりでもけっこうきついのではないか。ただ刮目すべきは、店の一角で食べていたカップル+乳飲み子は、さらにフライドライスを追加注文していたことを忘れてはならない。海老のほか、鶏肉、豆腐、牛肉が選べる。
生春巻き(Fresh Spring Roll)($9.99)
海老、キュウリ、錦糸玉子、春雨、ニンジン、レタス(おそらくロメイン)が巻かれている。野菜不足には嬉しい一品。こちらもまたボリューミー。手づかみで豪快に食すべし。
乾燥防止のためか、見た目の問題か、バランよろしく生のバナナの葉みたいなものが敷いてあるのが、タイの人々の細やかさなのかもしれない。
丁寧にパッケージされた付属の調味料からも、ささやかではあるがもてなしの心がひしひしと伝わってくる。
特筆すべきはソース。これまた、甘い。
よく食べる生春巻きのソースは、魚醤に唐辛子と柑橘系、スイートチリといったサッパリしたものが多かったが、こちらは味噌にたっぷりのみじん切りのピーナッツがはいった濃厚系。グアムにローカライズされた味なのだろうか!?
個人的にはもう少し辛いのが好みだったので、結局辛いソースを買い足した。というより、フィナデニソースのほうが合うのでは!? と思い、試してみたら、断然うまい。
日持ちはしないので、その場で食べてしまうのが一番。
グアムのフレッシュスムージーを初体験!
店名どおり、こちらではスムージーも売っている。すべて$5.00。種類が多すぎて迷う。自分で好みのフレーバーもつくれるようだ。タピオカをいれるかどうか聞かれる。
小腹がすいていたので、マンゴーバナナスムージーを選んだ。タピオカ入りにして正解。モチモチ食感でかなり腹にたまる。
それにしても、蓋から溢れ出しているのは何ごとか!? 太いストローを差したら確実に漏れてくるではないか。普段甘い物はほとんど飲まないコーヒー党だが、このときばかりはうら若き女子の南国気分を少し理解できた瞬間だった。
Information
Thai Somoothie & Grill
Chalan Pago Ordot, Guam, Mariana Islands
営業時間:月〜土曜日 9:00〜18:00/日曜休日
電話:671-929-8534
車でないと行けない。店員も一人か二人なので、混み具合によって多少時間がかかる。パーティメニューもあるので、予約をしておいて皆でホテルで食べるのもいいのでは。
おまけ:お手製のフレッシュハーブ畑
店の裏方には、様々なハーブや野菜が植えられている。この浅い木箱に、工事現場の鉄パイプの組み合わせは、目からウロコ。きっと水はけもいいだろう。我が家でも真似したい。