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時速1kmの思考

野菜

雷干しした白瓜の土佐酢和え+ウニ和え+明太子和え

前回紹介した白瓜の雷干しにひと手間かけて、一品にしてみよう。 konpeito.hatenablog.jp 胡麻、梅、明太子など手近なもので和えていくことでバリエーションが広がっていくんだが、なかでもいちばん気に入っているのは、土佐和え。つまり鰹節をかけた料理だ…

食べる救急箱! 夏の薬味セットを保存しよう

夏の食卓には薬味がかかせない。 素麺、冷や奴に焼きなす。食べる都度に薬味を切るのがいちばんだけれど、頻度が高くなってくると数種類の薬味を毎度刻むのがついつい億劫に感じてしまう。店ではよく使う薬味をステンレス製のふたつきバットに並べて収めてい…

料理は幾何学だ! 超簡単な螺旋切りで白瓜の雷干し

キュウリをはじめ瓜系を毛嫌いしてきたんだが、ついに白瓜が食べられるようになった。40年越しの快挙だ! 瓜嫌いの私でも「おいしい」と感じたその秘密は、雷干しだった。雷干しをすることで独特の臭みが抜け食べやすくなるのだ。雷干しの難関は、らせん切り…

食べ過ぎ危険! ズッキーニのフライ

ズッキーニの旬といえば夏なんだが、フライング気味に宮崎産のズッキーニが出回っていた。去年はGenさんの農場でも豊作だったズッキーニ。あらゆる手立てでズッキーニを調理したところ、いちばん気に入ったのがフライだった。これぞ最強のズッキーニ料理なん…

見た目だけじゃなくて意味がある、菊花かぶの塩水漬け

菊花かぶは甘酢漬けにするのが定番だけど、塩水漬けも悪くない。甘酢もうまいんだが、どうしても売れ残ってしまうからだ。 ところでわざわざ菊花に切るメリットは見た目の美しさがひとつ、そして早く漬かるという嬉しいオマケもある。小さなかぶを使うと、野…

トリュフ風味のエリンギ

いつかは丸ごと食べてみたい夢見るトリュフ。いまのところはスライスが限界! なので手軽なトリュフ塩を使った前菜。 トリュフのお相手は庶民の味方エリンギさん。さて、トリュフとエリンギのマリアージュとなるのか!?白トリュフソルト 25g [TartufLanghe]…

哲学者テオプラストスに学ぶ、ビーツの食べかた

テオプラストスいわく、ビーツは生で食べてもおいしい 欧米ではビーツを煮たり、丸ごと焼いたりして食べるが一般的だ。海外のレシピをもたいてい火を通した料理が多いので、まだビーツがそこらで手に入らなかった時代は殊勝にもボルシチなんかをつくっていた…

生がうまい! 紫小松菜とブリーチーズのサラダ

季節もんは出会いもん。馴染みの八百屋で出会ったのは紫小松菜だ。いつもなら炒め物や煮浸するけれど、一口つまんで気が変わった。これは生で食べたほうがいい。茎はシャクシャクとした歯触りで、小松菜特有の筋がむしろよい方向に活きている。葉は柔らかく…

カリカリ千切りフライドポテトのサラダ

料理をする醍醐味のひとつは、「日常を忘れてひたすら没頭できる」ことだ。いや、実際食べることは日常ではあるけれど、飯をつくるときの集中力は、なにか非日常的なものを感じてしまうのだ。 なかでもひたすら野菜を刻むという行為は、一日の悲喜こもごもを…

カリフラワーは生で食べられる! フランスに学ぶカリフラワーのタブレ

アメリカに赴任している友人がある日SNSでこんなことを漏らした。 「アメリカ人てさ、ブロッコリーもカリフラワーも生で食べるんだよね。あれさ、まずいんだよ」 アメリカでは家族ぐるみで持ち寄りパーティを開くことも多く、サラダとして生のカリフラワーが…

大分県産かぼっコリーでつくる山形の郷土料理「だし」

Oisix(オイシックス)という有機野菜の宅配業者のお試しセットのなかに、「かぼっコリー」という野菜が入っていた。 ブロッコリーとのかけ合わせかと思っていたんだが、生で食べられる、大人の握り拳大の小さなカボチャだ。皮も薄く、サクッと包丁がはいり…

夏野菜の塩水漬け

漬物専門店の長芋の漬物があまりにうまかったので、一昨年くらいからつくりはじめた塩水漬け。野菜の切れ端があればすぐに漬けられる手軽さからすっかり夏の定番になった。この塩水漬けのいいところは、トマトのような柔らかい食材や、長芋のようなぬるぬる…

賞味期限は1日? 食べきれないほどナスをもらったら必殺オイル漬け

Genさんの長ナスは今年も豊作。年内には都内のマンションを引き払い、四国へ帰郷することになっているから、いまは畑を整理しつつある。つまり、長ナスも今年で最後になるかもしれない。もはや凶器。朝採りだけあって、肌ツヤもよく見事な黒光り。まるでGen…

決め手は鶏油。とろとろアボカドのせいろ蒸し

ドラマ「孤独のグルメ」に登場して一躍有名になった「アボカドのせいろ蒸し」だが(season6, 11話 茗荷谷・豊栄)、わたしがはじめてこの料理に出会ったのは、渋谷にある月世界という店だった。ちょうど年の瀬が迫るころだったから店は満席で、寒空の下しば…

ポテンシャル高し! 宮古島の島野菜を料理する

【2017.09.01】初出 【2019.08.30】更新宮古島で必ず立ち寄るのがあたらす市場。島じゅうから集まった新鮮な野菜はもちろん特産物や弁当、総菜にパン、まだパッキングされていない出来たての豆腐など、ありとあらゆる宮古食材が集まってくる島の台所だ。今年…

プロ直伝。簡単に美しく里芋を六方むきする

六方むきは対角をむけ 師と仰ぐKさんがつくる小芋の炊き合わせが好きだ。上品な出汁を含んだちょうどいい塩気の小芋、散らされた青柚の皮が清々しい。なにより六方にむかれた寸分違わぬその姿に、毎度ため息がでる。料理は見た目だ。見た目が八割だ! 美し…

NO Garlic, NO LIFE〜ニンニクを長期保存する

週末農業をやっているGenさんがニンニクをつくるというので、なかばノリで投資したのは暑さも落ち着いてきた2016年のことだった。その前年の収穫高はほぼゼロだったと言うから、まるでベンチャーにでも出資するような気分だったことを覚えている。そして2017…

アスパラガスの茹でかた・焼きかた

飲み友達のSさんが会社で毎年購入しているというアスパラガスを、今年は分けてもらうことになった。包み紙を開いてまずはその太さに眼を見張る。試しに端をポキッとおって口に放り込んでみた。ジュワッと甘い汁が広がり、皮も気にならない。これは自分史上…

ゴーヤチャンプルーは中華の技法でつくるべし!

「○○チャンプルー」はご存知のとおり、肉や野菜を炒め、鰹出汁で軽く煮た沖縄を代表する料理だ。なかでもゴーヤチャンプルーは、ゴーヤを全国区の野菜に押し上げたという点でも偉大な家庭料理だと言わざるを得ない。各家庭でその作り方、材料も変わってくる…

新玉ねぎと自家製紅生姜のミニかき揚げ

母の漬ける紅生姜は、保存性を高めるべく少ししょっぱいが、これを食べると市販のものは食べられなくなる。いや、食べたくなくなる。まず色がおかしい、アメリカの菓子のような赤だ。 漬けあがるのは、新玉ねぎの季節が終わるころ。ボーイ・ミーツ・ガール(…

漬け物日記 ぬか漬け記念日

ついに手を出してしまった、ぬか漬け。だから今日はぬか漬け記念日だ。なんだか生き物を飼いはじめた高揚と責任感に通じるものがある。 初心者なので、すぐに使えるものを購入。米ぬか(国産)、食塩、唐辛子(国産)とシンプルなぬか床だ。一口舐めてみたん…

ポテトサラダに入れるキュウリの代用を考える

なぜポテトサラダにキュウリが入っているのか? 基本のポテトサラダ 材料 つくりかた 大根の葉のポテトサラダ(初級★☆☆) 基本のポテトサラダ+大根の葉+ゆで玉子 ルッコラのポテトサラダ(初級★☆☆) 基本のポテトサラダ(赤タマネギ使用)+ルッコラ+ゆで…

やみつき青海苔レンコン

いつもより少しだけ上等な青海苔を買ったので、冷蔵庫に転がっていたレンコンで味見してみることに。味付けは塩のみだから、青海苔の香りが際立つ。きんぴらのように味が濃くないので、スナック感覚でついつい手がのびる。前菜や箸休めにちょうどいい小皿で…

一口サイズでカリッと揚がる、新玉ねぎのかき揚げ

油は大量に使うし、後片付けも面倒だしで、敬遠しがちだった天ぷら。「揚げ物が一番楽だよ!」という友人のひと言で考え直してみた。たしかに、味付けのことをそこまで深く考える必要はないし、食材の味をそのまま楽しめる点でいえば、これほどシンプルな調…

ジャガイモさえあれば、ロスティはつくれるぞ!

チーズ専用おろし器を新調して、はまってしまった料理の一つがロスティ、スイスのジャガイモ料理だ。聞こえはなんだか洒落ているけど、言ってみればジャガイモのお好み焼きだ。ちなみにロスティの青海苔味は見た目、完全にお好み焼きだ。 四面チーズ卸器中M2…

泡盛が止まらない! 島らっきょうの胡麻油炒め

行きつけの沖縄料理店で生まれた一品。もともとは「豚肉と島らっきょうの炒めもの」だったが、あえて豚肉抜きでつくってもらったのが事の始まり。泡盛はもちろん、日本酒もすすむヘルシーな酒菜だ。いつのまにか定番商品になりつつある。 島らっきょうの胡麻…

茹で汁でつくるハンダマのビシソワーズ

ポリフェノールやアントシアニンを含んだハンダマの茹で汁は栄養豊富で捨てるのはもったいない。さっそくビシソワーズをつくってみよう。目指すは、桜色をしたジャガイモの冷製スープ、つまりビシソワーズだ。 材料(2人分) ハンダマの茹で汁 200cc 葉と茎…

喜界島から届いたスーパーグリーン長命草を天ぷらに

先ごろスーパーへ出かけると、明日葉が安く出回っていた。あぁ、そんな季節か・・・・・・。 はじめて食べたのは、10年ほど前のことだ。出版の世界にはいってしばらくたったころ、ある絵本を担当することになり、装幀デザイナーとして紹介されたのがA氏だった。変…

薩摩芋の二色茶巾

サツマイモといえば、秋の味覚というイメージが強いし、実際、収穫されるのは9月〜11月だ。 だが、そこから数ヶ月貯蔵すると、水分がとんで甘みが増すそうだ。つまり、旬が二回くるという、ありがたい穀物なのである こんな時期に高知県の越知町から送られて…

菜の花の辛子和え

菜の花となばなを両手にとり、じっと考える。同じアブラナ科なのに、なぜにこんなに値段が違うのか。 気のせいなのかもしれないが、菜の花のほうがほろ苦さが立っていて、春はなぜかそういう苦味をほっしてしまう季節。 清水の舞台を飛び降りる覚悟で、菜の…