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時速1kmの思考

魚介料理の重鎮ジャスパー・ホワイトのカタプラーナ

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カタプラーナは、鍋に好きな食材を入れて蒸しさえすれば、誰でも立派な一品をつくることができる。つまりは蒸す寄せ鍋だ。だから十人十色、つくる人だけレシピあるといっても過言ではない。なかでも美味そうだったのが、ジャスパー・ホワイト(Jasper White)のカタプラーナだった。

konpeito.hatenablog.jp

ジャスパー・ホワイトはニューイングランド料理の権威であり、魚貝料理のスペシャリストとして全米では有名らしい。
おおらかに料理をしている姿が気に入ったし、レシピもシンプルだ。

私が使っているのは直径21cmのカタプラーナだ。動画をみた限りではジャスパーのものより小さい。レシピはそこを加味して調整したが、あまりレシピに縛られなくても、いい具合に出来上がってしまうのがカタプラーナの愛すべきゆえん。白ワインでも片手に超ご機嫌で料理するのが、おいしい秘訣かもしれない。





カタプラーナ鍋

材質:銅(内側に錫メッキ)
サイズ:直径21cm(1〜2人用)+鍋敷き/日本語レシピつき※IH調理器は非対応
備考:直径26cmあり(3〜4人用)

ジャスパー・ホワイトの
カタプラーナをつくろう

https://68.media.tumblr.com/900dfa6a78f86c83a29964a0cb91429f/tumblr_oo6mclFoGL1tvgyjgo1_540.jpg

材料

アサリ 300g 塩抜きする
タマネギ 小1個(100g弱) 粗みじん
ピーマン 1個 粗みじん
ソーセージ 100〜150g ※1 本来はチョリソを使う。
ニンニク 3片 粗みじん
コリアンダー 適量 みじん切り
イタリアンパセリ 適量 みじん切り
オリーブオイル 大さじ2  
ベイリーフ 2枚 小ぶりのものを使った
オールスパイス(ホール) 小さじ1/2 叩いて潰しておく
唐辛子フレーク 小さじ1/2 チョリソからも辛みが出るので、お好みで
白ワイン 100cc  
トマト 100g 皮と種をとってピュレ状にしておく。缶詰でも十分
少々 アサリとソーセージから出る塩分で足りない場合は

※1 ポルトガルのショリーソ(chouriço)使うと本格的だ。

つくりかた

  1. コンロにカタプラーナをおいて、安定させる。
  2. 中火でオリーブオイルを熱し、ベイリーフオールスパイス、唐辛子フレークを入れて香りを出す。
  3. ベイリーフが茶色っぽく色づいてきたらニンニク、タマネギ、ピーマンを入れて、よくかき混ぜながら野菜が柔らかくなるまで5〜6分炒める。
  4. チョリソをいれて1分ほど炒めたら、白ワイン、トマトピューレ、アサリを入れて全体をかき混ぜ、カタプラーナの蓋を閉める。このまま8分蒸す。
  5. 蓋をあけてアサリの口があいていれば、コリアンダーイタリアンパセリをふり、底からかき混ぜてソースを全体にいきわたらせる。塩見が足りなければ調整する。蓋を取り外してそのまま食卓へ。

調理中は鍋がかなり熱くなるので、絶対に直接触ってはいけない。ジャスパーはトングを使って蓋を開閉していた。
そして貝の入ったカタプラーナを底から混ぜる、料理を取り分けるのに、大きなスプーンがあるとたいへん便利である。