そういえば、すっかりキューバサンドの記事が尻切れとんぼになっていたことに、先日気づいた。そもそも去年パソコンがクラッシュしてから、ブログを更新が滞り、食べたことすら忘れていた始末なので、後ればせながらご報告まで。前回は、肉を焼いたところで終わっていたはずだ。これまでの記事はこちらをご覧ください。
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ジョン・ファヴローのキューバサンドイッチのつくりかた
材料(6人分)
茹でたハム | 170g | 薄切り。1人当たり約28g、映画では2枚 |
ローストポーク | 340g | 薄切り。1人当たり約57g、映画では3枚 |
バター | たっぷり | 室温に戻しておく |
バゲット | 6切れ | 15cm(6インチ)のもの |
イエローマスタード | たっぷり | ディジョンマスタードではなく、アメリカの黄色いやつ |
スイスチーズ | 227g | 1人当たり約38g、映画では2枚 |
ハーフサワーディルピクルス | 3つ | 縦に薄切り。映画では2枚。half-sour dill picklesは、酸味の少ないピクルスで、浅漬けのようなものらしい |
アメリカ人仕様のボリュームのあるサンドイッチなので、これをアレンジしてつくったほうがいいかもしれない。
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つくりかた
- グリルパンでハムを中火で焼いていく。一度ひっくり返し、色付くまで1分ほど焼き、別皿に移しておく。
- 半分に割ったバケットの内側にたっぷりのバターを塗り、黄金色になるまで1〜2分焼き、調理台に移す。
- バケットに、ハム、ローストポーク、チーズ、ピクルスの順に重ね、マスタードをたっぷり塗ったバケットでサンドイッチを閉じる。
- たっぷりのバターをハケでバケットに塗り、さらにバターを塗ったグリルパンの上において、鉄板を押し当てながら中火で焼いていく。パンが黄金色になりチーズが溶けるまでだ。片面3分(つまり両面6分)が目安。パニーニプレスで調理するなら3分だ。
とにかくバターもマスタードも肉もケチらずたっぷり入れるのがキューバ流か。日本人にはちとこってりすぎるかもしれない。マヨネーズが入っていないのが意外だった。
それにしても映画を見返すたびにパニーニプレスをポチりそうになる衝動を抑えるのが大変だ。物欲がむらむらとわいていくる。しかも思ったより安いんだよ。唯一の問題は、置き場所だ...。今回は鉄のフライパンで上から押さえつけてつくる。
ついに念願の家キューバサンドイッチ!
バケットは、リラック大崎店で焼いているニッツァを使った。通常のバケットよりも水分が多いのか、やわらかいがもっちりとした食感だ。
また、バターはバケットの内側のみにたっぷり塗った。
一口食べて、色んな意味で感動した。たしかに、とてもシンプルでうまいこともあるんだけど、ここまでたどり着いた達成感のほうが強かったのかもしれない。その見た目にも満足している。ただ、ここまで数日かけてつくってきたのに、食べるとなるとものの15分のことで、なんと儚い夢のようなサンドイッチだ。
そしていま落ち着いて振り返ってみれば、パンには再考の余地がある。おそらく、映画で使っていたパンは、もう少しソフトな食感ではないかと思うのだ。ニッツァはそれ自体はうまいんだが、ハードすぎる。ほしいのは、ドトールのソフトフランスくらいの食感だ。バターも恐ろしいくらいに吸ってくれるだろう。こちらにキューバのパンのレシピがあったので、また機会があればつくってみたいと思う。→結局つくった!
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次のキューバサンドイッチは、NYタイムズで有名になった捏ねないパン(No-Knead Bread)を使った。焼きたては買ってきたものより勝るかもしれん。こちらのほうがさくさくで、バターも染み込みやすく、食べやすい。
書いていたら、また映画を見たくなってきた。そして夜中に腹が減ってくるんだろうなぁ…。