大きなガラス製のジャーにぎっしり詰まったクッキー、大小さまざまなドームに鎮座するマフィンやスコーン。古き良きグアムにタイムスリップしたかのような、アットホームな雰囲気と甘い香りに、昨日食べたステーキのことはすっかり忘れたかのように、腹が鳴り出す。ここはメインストリート デリカテッセン & ベーカリー(MainStreet Delicatessen and Bakery)だ。
大工のホセ・ガリード・イスタキオ(Jose Garrido Eustaquio)氏が家族とともにグアムでベーカリーを創業したのが1923年。太平洋戦争や病気のために数度閉店しながらも、その伝統的なベイキングの技術は子々孫々まで受け継がれていた。
今ではパンだけでなく、サンドイッチや総菜も出すベーカリーとして、地元の絶大な支持を受けているのだ。
オープンしているのは、平日の6:00〜14:00だから、ちょっと遅めの朝ご飯にいかがだろう。近所はオフィス街だから、早朝を外した時間が狙い目だ。今日はジャムパンとコーヒーを買って、海へ繰り出す。
パン生地から溢れ出すイチゴジャムと甘いクリーム、これがお袋の味ならぬ、家族の味。これはしばらく泳ぎ続けないと大変なことになりそうだ。
Information
130 Hernan Cortez Avenue, Hagatna, Guam 96910
営業時間:月曜〜金曜日 6:00〜14:00(10:30〜14:00はランチメニュー可)