mogu mogu MOGGY

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時速1kmの思考

茹でる

酸っぱくなった白菜の漬け物で酸菜白肉鍋

いつもの八百屋で白菜ひと玉120円だった。破格である。 玉が重たく、巻きもしっかりしていて良品だ。漬け物にでもしようと、えっちらおっちら持ち帰る。 二度漬けして食べ頃になったのが正月前のことだ。おせちづくりも一段落をおえた年末。今年もまた「孤独…

丹波の黒豆

丹波の黒豆年に二回届く丹波の黒豆。早生とよばれる若い黒豆は8月、そして秋深まる10月にはさらに完熟したものが送られてくる。 今年も叔母から、東京の母経由で送られてきた。日照りがよかったせいか豊作だそうで、あいかわらず見事な大粒だ。 2023年秋きた…

やわらかジューシーな肉うどんのための肉

肉うどんをつくるべく、鍋に調味料を加えて肉を煮立たせるうちに固くてパサパサになってしまった…という経験がないだろうか? 特に輸入モノの牛肉は、一概にはいえないが固くなりやすい傾向がある。そこで、どんな肉でもやわらかくてジューシーな肉うどんの…

ふきと秀吉。おまけにお浸し。

ふきのとうと違って年中出回っているふき。平安時代にも栽培されていた記録があるそうだが、それを世に広めたのは豊臣秀吉だったという説がある。そういえば、先日読み終わったばかりの吉川英治の新書太閤記(九巻)にもふきの一節があった 山崎の合戦で明智…

"さぬきの夢"でつくる豚肉の水餃子が最強だった!

これまでは岩手県産の中力粉で水餃子をつくっていたが、「【餃子閑談】もう市販には戻れない! 餃子の皮のつくりかた - mogu mogu MOGGY」で紹介した木下製粉の「さぬきの夢」を試すことになった。 結論からいえば、「さぬきの夢」でつくった水餃子は、やば…

春の鴨しゃぶ鍋

五反田・信濃屋は鶏肉専門店だが、実は鴨肉(国産・外国産)も販売している。解凍してみると胸肉が合わさった状態で、胸肉が2枚、つまり1羽分だった。なんて美しいのだろう。さて、今日は友人がくるので鴨鍋にしたい。 究極の鴨鍋はネギだけで十分かもしれな…

彩り冬野菜の胡麻味噌マヨネーズがけ

11月の下旬あたりからレディーサラダを見かけるようになった。例年に比べてやや小ぶりな気もするが、寒さが深まればきっと大きく育ってくれるだろうと期待している。 レディーサラダは神奈川県の三浦が発祥で、あの有名な三浦大根に外国産の品種を掛け合わせ…

食用菊と秋野菜のお浸し

日本のエディブルフラワー代表格といえば、食用菊だろう。 そもそもなぜ菊を食べる文化が広まったのか、その歴史は江戸時代後期にさかのぼる。当時は魚を捌いてから売る屋台の「刺身屋」が流行っていたという。おそらくこれは、醤油が大量生産されるようにな…

ポン酢に飽きたら超早! ピリ辛豚しゃぶサラダのたれ

夏のヘビロテ飯は冷豚しゃぶサラダ。「夏の」といったが、季節を問わず豚しゃぶは食卓の救世主だ。超速、簡単、栄養満点の万能飯だと思う。 さて、そんな誰でもつくれる冷豚しゃぶサラダだが、私なりのコツがある。 肉を広げて軽く塩をふる 沸騰した湯で茹で…

糖質2.9gの究極ロカボ飯、翡翠なす素麺

去年の夏はGさんの畑の長茄子が豊作で、当然冷蔵庫に収まりきるわけもなく、我が家のワインセラーはナスセラーと化した。見れば見るほど珍妙な光景だったが忘れられない夏だった。人生であんなにナスを食べたことはない。 konpeito.hatenablog.jp茄子素麺は…

温度管理から解放! 鍋選びで失敗しない温泉玉子

理論だけで温泉玉子はつくれない 温泉玉子をつくるには、「65度で30分保温」というのがセオリーである。料理書を読んでいて腹立たしいのは、そんな理論は分かりきっているし、どうでもいいってことだ。つまりは65度を30分をどうやって保つのか教えてくれよ!…

ココナッツ香る海老と九条ネギの水餃子

恒例のボジョレーの会が無事に終了。今年からボジョレー禁止となる異例の事態で、もはやボジョレーの会でもなんでもなくただの飲み会。今年のボジョレーは出来がよいと聞いてはいるが、どうなんだろう?ボジョレーの会にはいつも、肉が苦手な珍客がひとりや…

元祖餃子にせまる! クミン香る羊肉の水餃子

中国では紀元前から餃子が食べられていたというが、小麦粉がシルクロードを通って中国にもたらされたのが紀元前200年より前だ。その起源を遡ると古代メソポタミア文明にたどりつくそうで、古代メソポタミアの遺跡からは餃子にそっくりな食べ物も発見されてい…

これぞ定番! 豚肉の水餃子

安定・安心・安全の豚肉の水餃子。そういえば昔、中国製の冷凍ギョーザ事件あったよなぁ。 【餃子閑談】もう市販には戻れない! 餃子の皮のつくりかた - mogu mogu MOGGY 【餃子閑談】餃子の餡、肉と野菜の黄金律は? - mogu mogu MOGGY 豚肉の水餃子(30個…

アジアン鶏飯(チキンライス)と猫の恨み節

シンガポールでは海南鶏飯、タイではカオマンガイ、そのほか諸国さまざまな呼び名があるが、いわゆる茹で鶏にその茹で汁で炊いた米をそえたワンプレート料理で、屋台でも人気の庶民の味であることは間違いない。地域によって甘い、辛い、酸っぱいなど、千差…

アスパラガスの茹でかた・焼きかた

飲み友達のSさんが会社で毎年購入しているというアスパラガスを、今年は分けてもらうことになった。包み紙を開いてまずはその太さに眼を見張る。試しに端をポキッとおって口に放り込んでみた。ジュワッと甘い汁が広がり、皮も気にならない。これは自分史上…

続・失敗しないポーチドエッグのつくりかた[空き缶編]

空き缶を使ってポーチドエッグをつくってみよう 『dancyu 日本一の卵レシピ』に、小枝絵麻氏による空き缶を使ったポーチドエッグのつくりかたが紹介されていた。dancyu日本一の卵レシピposted with ヨメレバ プレジデント社 2016年05月25日 楽天ブックスAmaz…

理想の卵の調理法! 失敗しないポーチドエッグのつくりかた

ポーチドエッグがあれば、人生バラ色 グアムの「キッチン リンゴ」で食べたケールのサラダには衝撃を受けた。地元でとれた新鮮なケールは、噛むほどに栄養がしみわたる滋味にあふれていた。 ケールの山頂には「5ミニッツ・エッグ」が鎮座している。いわゆる…

薩摩芋の二色茶巾

サツマイモといえば、秋の味覚というイメージが強いし、実際、収穫されるのは9月〜11月だ。 だが、そこから数ヶ月貯蔵すると、水分がとんで甘みが増すそうだ。つまり、旬が二回くるという、ありがたい穀物なのである こんな時期に高知県の越知町から送られて…

菜の花の辛子和え

菜の花となばなを両手にとり、じっと考える。同じアブラナ科なのに、なぜにこんなに値段が違うのか。 気のせいなのかもしれないが、菜の花のほうがほろ苦さが立っていて、春はなぜかそういう苦味をほっしてしまう季節。 清水の舞台を飛び降りる覚悟で、菜の…

鶏ささみの梅和え

手間暇かけていないのに、やたら「うまい」と言われるものがある。この料理もそのひとつだ。 梅の花を意識して、紫蘇でつけた梅干しを使っているが、もちろん普通の梅干しでも十分にうまい。 できることなら、ささみは表面だけ火を通し、半生に仕上げたい。…

高知県・越知産の三つ葉香る温泉玉子

ふるさと納税で、高知県は越知という町から送られてきた三つ葉。 スーパーで売っている三つ葉よりも、みずみずしく、青々としていて、香りが強い。実はこの香り、ちょっと苦手だったりする。 春の息吹が感じられるよう、温泉玉子にそっとのせる。 久々に口に…