mogu mogu MOGGY

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時速1kmの思考

賞味期限は1日? 食べきれないほどナスをもらったら必殺オイル漬け

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Genさんの長ナスは今年も豊作。年内には都内のマンションを引き払い、四国へ帰郷することになっているから、いまは畑を整理しつつある。つまり、長ナスも今年で最後になるかもしれない。

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もはや凶器。朝採りだけあって、肌ツヤもよく見事な黒光り。まるでGenさんを見ているようだ。やはり農作物も作り手に似てくるものなのか。

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それにしても、これは二人と一匹で食べきれるのだろうか?
「賞味期限が一日」と言われるほどナスの鮮度を保つのはむずかしい。まずは洗って、乾燥を防ぐべくひとつずつラップで包む。正直めんどくさいし、相当量のラップを消費してしまうんだが、常温でおいといたら見る間にシワシワになってしまうのだ。
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そして冷蔵庫にはいりきるわけもなく、我が家のワインセラーはナスセラーとなった。設定温度は12℃。これでけっこう日持ちする。冷蔵庫の野菜室に入れる場合は、ラップのうえさらに新聞紙や紙袋に包んで保存するといい。

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焼いたり、煮たり、蒸したり、揚げたり、茹でたり……あの手この手でナスと向き合う毎日。しかしながらいくらナスが好きだといっても、食べられるのは一日2本が限度だった。そらそろワインセラーを解放してくれと文句も出始める頃だ。そこで少しでも消費すべく、オイル漬けにすることにした。

長ナスのオイル漬け

材料

長ナス 3本(1085g) 輪切り
粗塩 54g ナスの5%の重量
米酢 200cc  
400cc
植物油 適量 米油とオリーブ油をブレンド
香味野菜    
ニンニク 2片 スライス
鷹の爪 2本 スライス
イタリアンパセリ 適量 枝のまま使用

つくりかた

1.ナスの重量をはかり、塩の量を決める。

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2.塩を振りながらナスを並べる。

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3.重石をして一日おく。

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重石代わりの重鍋、ルクルーゼには水をたっぷり入れている。衛生面を考慮して、直接ナスに鍋底があたらないよう、サランラップで覆った。

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一晩たつと、ナスからはたっぷり水分が出ていた。

4.ナスから出た水分を軽く絞る。

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5.米酢:水=1:2を沸かし、ナスを3分ゆでる。

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6.ナスをザルに並べて一日干す

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折しも台風の接近で風が強い日だったので、昼間はキッチンペーパーで軽く覆って干し、夜は室内に引き上げた。

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一晩たったナスは一回り小さく、しわしわになっていた。

7.保存瓶を熱湯消毒し、香味野菜を切る。

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8.保存瓶にナスと香味野菜を詰める。

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ナス、ニンニク、鷹の爪、イタリアンパセリ、油の順に少しづつ瓶に詰めていく。油を最後に入れると詰めすぎた場合に脂が回りきらない。最後のナスを詰めたら、油でしっかり蓋をして冷蔵庫で保管する。

4日後〜味見

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まだ馴染んでいないのか塩気が尖っているものの、しこしこ歯ごたえがあってなかなかの美味。「こりゃワインだね!」とさっそくに白をあけることに。もう少し寝かせればマイルドになるだろう。果報は寝て待て、か。さて、ナスは残り3本だ!

使ってよかった暮らしの道具
野田琺瑯のたらい

サイズは直径40cm(大)と33cm(小)の2展開だが、台所で使うなら小がおすすめ。琺瑯なので酸・塩分に強く、においがつきにくいという特性があるが、最大のポイントは直火にかけられることだ。瓶の脱気、布巾の煮沸などにも使える。

夏の旬魚、タカベを蒸す

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天気のすっきりしない八月のある日、見慣れない魚と出会った。手の平から顔と尾がはみ出すくらいの小さなヤツで、ぽってりした体には黄色い線がはいっている。そのつぶらな瞳に思わず敬称をつけたくなってしまう、その名も「タカベ(鰖)」さん。

日本食材百科事典』によれば、旬はちょうど八月。脂がのっているがゆえに昔は下魚扱いだったが、日本人の嗜好の変化にともない、今では高級魚の仲間入りを果たしつつあるそうだ。背の黄色いラインは鮮度が落ちると消えてしまうので、選ぶときの目安になる。

鱗をとって内臓を取り出してみると包丁の刃がねっとりした。たしかに脂がのっている。身は柔らかく、それに反して骨は硬いので、エラを外そうと余計な力を込めると魚が潰れてしまいそうになる。

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塩焼きが定番だが、炭をおこすのが面倒だったので今回は蒸すことにした。
蒸し皿に千切った青いネギと生姜のスライスをおき、塩と酒をふったタカベをのせ、またネギと生姜をのせて強火で15分。
だし醤油をまわしかけて白髪ネギをのせ、そこに熱したピーナッツ油をかけたら彩りにパクチーを。

いったいなぜこの魚が下魚扱いだったのか、不思議で仕方ない。ふっくらとしたジューシーな白身。脂がのっているけれど、小ぶりだったこともあるのか、口の中にへばりつくような類のものではなくさらりとしている。難点があるとすれば、骨が多くて硬いことくらいなものだが、魚好きならそんなこと気にならない。むしろ冷酒をちびちびやりながらつまむのは、このうえない夏の贅沢じゃないか。

決め手は鶏油。とろとろアボカドのせいろ蒸し

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ドラマ「孤独のグルメ」に登場して一躍有名になった「アボカドのせいろ蒸し」だが(season6, 11話 茗荷谷・豊栄)、わたしがはじめてこの料理に出会ったのは、渋谷にある月世界という店だった。ちょうど年の瀬が迫るころだったから店は満席で、寒空の下しばらく凍えたことを覚えている。友人が頼んでおいてくれた名物の火鍋をたらふく食べて芯から温まったんだが、それ以上に蒸されてとろとろになった温かいアボカドは衝撃の一品だった。

メインの食材はアボカドだけ。シンプルの極みなんだが、特製の香味醤油はなんとも複雑な味。皿にたまったソースを舐めては、いったい何が入っているんだろうと五人で頭をひねる。ついに一人が「鶏油だ!」とひらめいたところで、みな便秘が解消したかのように晴れ晴れとした顔つきになった。

実際に店で鶏油を使っているかどうかはわからないが、脂肪分たっぷりのアボカドに動物性の脂の甘味が加わると天にも昇るうまさなのである。

アボカドのせいろ蒸し

材料

アボカド 1個  
白髪ネギ 5cm 飾り用
パクチー 適量 飾り用
鶏皮(オプション) 1枚分 鶏油と飾り用
ソース    
ⓐ醤油 大さじ2  
ⓐ鶏ガラスープ 大さじ4  
ⓐ砂糖 小さじ1弱 きび砂糖を使用
 胡麻 小さじ2
 ショウガ 1cm 薄切り
 ネギの青いところ 10cmほど 乱切り
ラー油 適量  

つくりかた

1.ソースをつくる

耐熱のボウルにⓐを入れる。Ⓐ
フライパンで胡麻油を熱し、ショウガとネギを炒め香りが出たらⒶを合わせる。

2.アボカドを切る

種にそって半分に切り、種をとって丁寧に皮をむく。7mmくらいの厚さにスライスする。あまりに薄いと箸でとりづらい。

3.蒸す

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せいろに皿をおき、アボカドを並べてソースをたっぷりかける。香味野菜はなるべく入れない。5〜6分、強火で蒸す。

4.鶏油をつくる

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フライパンで鶏皮を焼き、脂を出す。鶏皮はパリパリになるまでじっくり焼く。

5.仕上げ

蒸し上がったアボカドに白髪ネギをおき、熱々の鶏油をネギめがけてかける。ジュッ!
ラー油は好みで。パリパリの鶏皮とパクチーで飾る。

ソースが余ったら

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米ぬかで下ゆでしておいた里芋も蒸してみた。ねっとりした食感がまた美味である。
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使ってよかった暮らしの道具
中華せいろ

直径18cmのせいろに15.7cmの安い陶器の蒸し皿を使用。
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ポテンシャル高し! 宮古島の島野菜を料理する

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【2017.09.01】初出
【2019.08.30】更新

宮古島で必ず立ち寄るのがあたらす市場。島じゅうから集まった新鮮な野菜はもちろん特産物や弁当、総菜にパン、まだパッキングされていない出来たての豆腐など、ありとあらゆる宮古食材が集まってくる島の台所だ。今年も例外なく、もはや本来の目的を忘れて買い出し旅行のようになっている。

去年は山ほどの食材をクール便で東京に送ったんだが、今年はチビマンゴーだけ公設市場で買ったこともあり、ダンボールに詰めて自力で持ち帰ることになった。羽田でダンボールをスーツケースにくくりつけ、雑踏をかきわけ悶絶しながら京急線に向かうと、「ずいぶんと財産持ちですねぇ」と声をかけられる。夜逃げかなにかと勘違いされているのかと、「いや、全部野菜なんですよ」と慌ててしまった。

その日から1週間は島野菜生活。いくら新鮮とはいえ、食べまくらないとみるみるうちに痛んでいく。ブログを書く手をとめ、とにかく思うまま、気の向くままに料理に没頭していた七月後半。はじめて食べる野菜もあったので記録を残しておこう。島野菜は手を加えすぎない料理がおいしい。やっぱりすごい島野菜。

島野菜の収穫時期


(あたらす市場にて撮影)

島野菜を料理する

アマランサス

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スーパーフードとして認知されているアマランサスだが、有名なのは種子のほう。まさか葉が食べられるとは思わなかった。足が早いので、ひたすら炒めて食べた。油との相性がいい。赤いアマランサスは色落ちしやすいので、緑のものと分けて使うほうがいい。

アマランサスと豚肉のパスタ

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おかわかめ

長生百薬、雲南百薬。5~10秒ほど茹でると粘りがでるが、歯触りもしっかりあり、クセもない。繁殖力が旺盛らしいので育ててみたい野菜だ。

おかわかめのお浸し

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おかわかめうどん

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オクラ

赤い丸オクラ
宮古島産はかなり大ぶりだが、筋張った固さはない。角オクラも丸オクラも売っている。赤オクラは加熱すると色が落ちてしまうので生食するしかない。

島野菜のお浸しとジーマミー

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ゴーヤ

すでに全国区になってしまったゴーヤ。東京でも安く手に入るようになったので、わざわざ島で買うメリットはないかもしれない。

ゴーヤとササミの梅和え

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島唐辛子

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追記:2018年はナスミバエ発生により、島外の持ち出しが禁止になっている。
刺すような辛みのこぶりな唐辛子。泡盛で漬けてコーレーグースーにするのもいいが、ジップロックにいれて冷凍すれば料理を選ばずに使える。熟すと真っ赤になるので、オレンジ色くらいのものを買ったほうが日持ちするようだ。アジアの料理には特に合う。

辛い豚しゃぶサラダ

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カドゥンピカ

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豚挽肉とキャベツのサラダ

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トマトとナスと島唐辛子のパスタ

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島唐辛子の生姜焼き

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シークワーサー

なかなかの高級品。小さめのものを選び丸ごとジップロックにいれて冷凍し、半解凍して使っている。長く火を通すと皮の苦味がでる。

鯵のりゅうきゅう、シークワーサー添え

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鶏肉とシークワーサーの鍋

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トビウオの刺身

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シークワーサー入り自家製ジンジャーエール

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スベリヒユ

別名「にんぶとぅかー」「ミゾナ」。
シャキシャキとした歯ごたえと酸味のある葉で、その味は人参もどきにも似ているが、生で食べると雑草感が全面に出てくる。さっと茹でるとぬめりと酸味が残り、食べやすい。

スベリヒユの土佐酢和え

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スベリヒユのチャンプルー

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長命草(サクナー)

和名「ぼたんぼうふう」。天ぷらのほか、ヤギ汁や潮汁に入れるとにおい消しになる。
konpeito.hatenablog.jp

長命草の天ぷら

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長命草のスクランブルエッグ

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長命草のジェノベーゼ

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トウナラ

正式名はホソバアキノノゲシ八重山ではトゥヌーラ、奄美ではフクドリャと呼ばれる。菊科の植物で、細長い形状の葉をもつ。葉はクセがなく、ロメインレタスのように生で食べられる。

トウナラのサラダ

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島野菜のグリーンカレー

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トウナラは火を止める直前に加える。

ドラゴンフルーツのつぼみ

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宮古島の珍野菜。無味無臭でオクラのような粘りがある。揚げて良し、焼いて良し、湯がいて良しの万能野菜だが、おすすめは天ぷら。収穫時期が6〜7月と短い季節野菜。
konpeito.hatenablog.jp

ニガナ

和名「ほそばわだん」。生でそのまま食べると苦味がほとばしるが、和えるとその苦味が旨みというか滋養になっていく不思議な葉。ビタミンC、カロテン、カルシウム、カリウムを含み、琉球王朝時代から食べられてきた健康野菜。水にさらしてアクを抜いてから食べる。汁物や天ぷら、生のまま刻んで豆腐とピーナッツバターで白和えにするのが一般的。

ニガナの白和え

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ニガナのかき揚

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ニガナの胡麻酢和え

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人参もどき

別名アフリカホウレン草、シビランとも呼ばれる。さらっとした食感の葉なんだが、噛むと粘りと酸味がある。この酸味がなんとも不思議だったが、宮古の友人いわく、生食がうまいという。サラダ、天ぷら、炒め物など使いやすい食材である。根つきがよく、茎を水に差しておけばどんどん増える。

人参もどきと砂肝のコンフィのソテー

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人参もどきと島豆腐のサラダ、シークワーサードレッシング

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パパイヤ

都内より断然安い。生で食べるソムタムが定番だったが、火を通してもうまい。特にイリチーはさっぱりした切り干しダイコンのようで、夏の副菜として優秀。ビタミンA・C、カリウムを多く含み、沖縄では産後に食べると体力が回復し母乳がよく出るようになると言われている。
アクが強いので、切ったあとに流水にさらすといい。

パパイヤの冷製スープ

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パパイヤのイリチー

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パパイヤのクミンとシークワーサー和え

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ソムタム:タイ風パパイヤサラダ

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ハンダマ

パルダマ、金時草、式部草、水前寺菜とも呼ばれ、最近は都内でも見かける。沖縄では古くから「血の葉・不老長寿の葉」と言われ、民間療法薬としても食べられていた。葉が硬いのではじめて生で食べたときは驚いたが、今ではすっかりはまってしまった。苦味があり、噛むごとに滋養が広がる。
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ハンダマの天麩羅

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伊良部のなまり節とハンダマのサラダ

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ハンダマのビシソワーズ

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つくりかたはこちら。

チビマンゴー

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東京では絶対に手に入らない赤ちゃんマンゴー。皮も手でむけるし甘さもばっちりだし、普通のマンゴーより好きだったり。これはそのまま食べましょうねぇ。

宮古ぜんまい

宮古島の固有種。一般的なゼンマイとは違って灰汁がなく、その見た目もゼンマイというよりこごみに近い。さっと茹でるだけで食べられるので調理しやすい。粘りがある。鮮度が落ちやすい。

宮古ぜんまいの天麩羅

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宮古ぜんまいと島豆腐の和え物

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島外に持ち出せない野菜

法律によって一部の植物は県外への持ち出しが規制されている。病害虫の蔓延を防ぐためだ。

  • サツマイモ(紅芋を含む)
  • カンダバー(サツマイモの茎と葉)
  • ウンチェーバー(空芯菜
  • 柑橘類の苗・枝・葉
  • ゲッキツ、カレーリーフの苗・枝・葉

一部、検査に合格すれば持ち出しができるものもある。詳しくは、農林水産省那覇植物防疫事務所などに要確認。

島野菜を買おう!

あたらす市場

場所:〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里1440-1

島の駅みやこ

場所:〒906-0015 沖縄県宮古島市平良久貝870−1
WEBhttp://www.simanoeki.net/
Facebook@shimanoeki.miyako

プロ直伝。簡単に美しく里芋を六方むきする

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六方むきは対角をむけ

師と仰ぐKさんがつくる小芋の炊き合わせが好きだ。上品な出汁を含んだちょうどいい塩気の小芋、散らされた青柚の皮が清々しい。なにより六方にむかれた寸分違わぬその姿に、毎度ため息がでる。

料理は見た目だ。見た目が八割だ! 美しく処理された食材はおいしそうに見える。こんな地味な料理なのに、食べてくれと訴えかけてくる。
自己流で六方むきをすると、芋の形によっては八方、ときには五方と、むいているうちに辺が増えたり減ったり。所詮家で食べるのだからご愛敬といってしまえばそれまでだが、ここで妥協していいものか…とくすぶっていたところ、師匠が教えてくれた。

「六方むきは対角をむけばいいんだよ」

んな…なぜこんな簡単なことなんで気づかなかったんだろう。小学生でも知っている図形の基本の基本ではないか。

八月にはいって里芋がちらほら出回りはじめた。これから冬にかけては里芋の皮をむきまくることになるだろう。その集大成は正月だ。

プロ直伝、簡単で美しい六方むき

1.頭とお尻を切る。

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2.一辺目の側面をむく。

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3.一辺目の対角をむく(二辺目)。

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4.三辺目をむく。

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5.三辺目の対角をむく(四辺目)。

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6.くり返して、五、六辺目をむく。

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素人直伝、ちょっとしたコツ

辺を的確におさえれば、対角はおのずと見えてくる。

一辺目の側面に人差し指をおく。

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くるっとひっくり返す。

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そのまま親指で押さえたところが対角。

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包丁は研いでおく

里芋の皮は硬い。変に力が入るとスパッと手を切ってしまうので、包丁の手入れは重要。

さて、ことこと煮ていきますか。
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